Credit : NASA, ESA, R. O'Connell (University of Virginia), F. Paresce (National Institute for Astrophysics, Bologna, Italy), E. Young (Universities Space Research Association/Ames Research Center), the WFC3 Science Oversight Committee, and the Hubble Heritage Team (STScI/AURA)

ハッブル宇宙望遠鏡が捉えた星の宝石箱…NGC 3603

まるできらびやかな宝石が黒紫のベルベットに包まれたかのような光の数々。星の宝石箱、NGC 3603。

 

星の宝石箱

これは太陽系から2万光年の彼方、りゅうこつ座にある星雲「NGC 3603」の写真だ。写真は2009年にハッブル宇宙望遠鏡の広視野カメラ3で撮影されたもので、可視光と赤外線を写したもの。NASAはNGC 3603を「星の宝石箱」と形容したこともあるが、それにもうなずける美しい輝きが詰まった星雲だ。

1834年に天文学者のサー・ジョン・ハーシェルによって発見されたこの星雲には、天の川銀河でも最大級の若い恒星のクラスターが存在する。新たな恒星の元となる星間ガスと塵に囲まれたこのクラスター、ここにある恒星のほとんどは大きさや質量、温度や色こそ異なるものの、ほぼ同時期に生まれたもの。恒星の寿命はその質量により決まるので、このクラスターでは恒星の生まれてから死ぬまでの様々な段階を見ることが出来る。

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