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コーヒーの摂取量が多いほど長生きするかもしれない…最新の研究結果

コーヒーをたくさん飲むのは体にいいのか、悪いのか。少なくとも最近発表された研究によれば、コーヒーを多く飲む人ほど長生きするという関連性が導き出されたそうだ。

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これまでにもコーヒーに関する研究はいろいろと発表されてきており、その多くはコーヒーの摂取が健康によいことを裏付ける内容だった。

例えばアメリカのNational Coffee Associationによれば、毎日3~5杯分のコーヒーを摂取した場合、記憶力がよくなったり、持久力がついたり、高齢の大人の認知力を上げたり、2型糖尿病や肝臓病を予防したりといいことづくめなのだそうだ。

しかしコーヒーをたくさん飲んだらどうなるのかについては意見が分かれていた。具体的には、一日8杯以上。

7月2日付でアメリカの医療系学術雑誌『JAMA Internal Medicine』に発表された研究によれば、一日8杯以上飲む筋金入りのコーヒー好きのほうが、10年間の観察研究の末、もっとも死亡率が低かったという結果が出た。

もちろん、コーヒーをたくさん飲むことと、死亡率が低いことが関連づけられただけで、必ずしもふたつに因果関係があるとは証明されていない。

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それでもこの研究にはいくつか興味深い点がある。

まず「コーヒー」の分類にノンカフェイン・コーヒーも含まれていたことだ。コーヒー豆にはカフェインをはじめとする1,000種以上の自然由来の化合物が含まれているほか、焙煎することでさらに300種ほどが加わる。コーヒーが体にいいとしたら、カフェインではないほかの化合物が作用している可能性が高くなってきた。

さらに、コーヒーを毎日8杯以上飲む人の死亡率は、毎日4杯ぐらい飲む人の死亡率を若干下回った程度で大差は認められなかったそうだ。だとすれば、無理をして一日8杯以上コーヒーを飲み始める必要はなさそうだ。

研究のためにおよそ50万人の被験者にコーヒー、酒、タバコの摂取量を自己申告してもらったほか、健康状態や学歴などのデータと共にDNAサンプルを収集した。10年後の追跡調査の際には1万4千人の被験者がすでに亡くなっていた。

被験者のなかにはカフェインを代謝する能力が遺伝的に制限されている人も含まれていたそうだ。このような遺伝的な特徴を持った人がカフェインを摂取すると、心疾患につながるとする説もあったのだが、今回の研究では大量のカフェインを摂取した場合でもそのような傾向はみられなかったという。

確実に言えることは、コーヒーを一日何杯飲んでも健康を害することはない。加えて、もしかしたら健康効果もあるかもしれない、ということだろうか。もちろんそれはコーヒーをストレートで飲んだ場合だ。ミルクと砂糖も一緒に大量摂取してしまわぬよう、要注意!

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