Credit : NASA Earth Observatory image by Joshua Stevens, using MODIS data from LANCE/EOSDIS Rapid Response

2本の虹に挟まれた渦巻き群…地球観測衛星が写した不思議な画像

NASAの撮影したバハ・カリフォルニア半島沖の画像に写る二本の薄い虹状の帯に、渦を巻く雲…地球観測衛星から見た地球は、地上や飛行機から見る景色とはひと味違う。

 

衛星から見た光輪

Credit: Brocken Inaglory, CC BY-SA 3.0

ブロッケン現象などでも知られる「光輪」(glory)。光輪はその名の通り、通常は輪のように見えるもの。輪の外側は赤く、中央に行くほど青く、これは水滴が太陽光を光源に反射し返す時に生じる。例えば飛行機や山頂などから見えるものだが、同様に光輪は地球を回る衛星やスペースシャトルからも見ることが出来る。

だが、高度約700kmに位置する地球観測システム、テラ(Terra)に搭載された分光測光イメージャー「MODIS」(Moderate Resolution Imaging Spectroradiometer)で地球を眺めると、少々違って写る。テラがMODISを用いて地上をスキャンして行くにつれて現れたこのふたつの光の帯は、衛星の進行方向に対して垂直に画像に写っているのだ。

 

カルマン渦

Credit: NASA Earth Observatory

もう一つこの写真で面白いのは、そのふたつの光輪の間に写ったカルマン渦だろう。カルマン渦は流れの中に障害物がある際などにその位置の後部にできる渦の列である。こちらの写真で「von Karman vortices」と書かれているところがその渦の一つ。

これは写真中央上部にあるメキシコのグアダルーペ島(Guadalupe Island)が海上を流れる気団の障害物となったために生じたものだ。

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