Credit : Peter Campbell, CC BY-SA 3.0

制作者が謎のまま消えつつある巨大地上絵マリー・マン…発見からちょうど20年

オーストラリアに描かれた世界最大級の地上絵の発見からちょうど20年。消えゆく運命にあるこの地上絵を誰が作ったのかは今も謎のままだ。

 

巨人マリー・マン

1998年の6月26日、ヘリコプターパイロットにより南オーストラリア北部で巨大な地上絵が発見された。腕にウーメラという投げ棒を構えたと思しき姿で描かれた「身長」4.2kmの大きさのこの男の絵は、近くの町の名前から「マリー・マン」(Marree Man)と名付けられた。

もともと地面が35cmの深さに掘られ、その輪郭は合計28kmにもおよぶこの地上絵は、昔はGoogleマップで見ることもできる。しかし地上絵は次第に砂に埋もれつつあり、今ではだいぶ見えづらくなっている。そのため将来は跡形もなくなってしまうのではないかとみられている。

現地のパブオーナーでマリー・マンの保護を訴えるフィル・ターナー(Phil Turner)は、これはGPSを使って作られた「プロ」の仕業だと確信しているとBBCに語っている。とは言え、これがプロの仕業かどうか、誰によるものだったのか、それは今も謎のままだ。

 

今も残る制作者の謎

Credit: Public Domain

発見当時現地のメディアなどには匿名のファックスが送られており、その中で使われていた単語のスペルや(kmではなく)マイルの表記であったことなどからは、これがアメリカ人のアーティストによるものではないかともされる。さらには地上絵付近に残されていた銘板には、アメリカ国旗とオリンピックマークが記されていた。だが一部の人はこれらの「証拠」は故意に誤った結論に導くためのもので、現地のアーティストやオーストラリア軍の軍人がやったものではないかと考える人もいる。

オーストラリアのニュースサイトNews.com.auが報じるところによれば、オーストラリアの起業家ディック・スミス(Dick Smith)はこの地上絵の謎を明かすことのできる人に5000豪ドル(約40万円)の報酬を支払うと今週初め明かした。

20年間正体を明かさなかった制作者が、5000豪ドル程度の報酬目当てに出てくるとは思いがたいが、発見から20年目の今年、何か新たな事実が判明するだろうか?

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