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身分証明の写真は笑顔が向いている?研究で笑顔の方がより人を見分けやすいと判明

証明写真の撮影では笑ってはいけないと言われるが、もしかしたら将来の証明写真は笑った写真しかだめになる日が来るかもしれない。なぜなら、笑顔の写真の方が人を見分けやすいとわかったからだ。

 

はいチーズ!

ヨーク大学の研究では、写真の顔が歯が見えるほど笑っていたほうが、同じ人物が写った他の写真でも見分けやすいことが判明した。同大学心理学科のミラ・ミレヴァ(Mila Mileva)教授らによる研究では、3つの実験が行われた。

まずは40人の参加者に、60の無表情な顔の写真から、口を開けた笑顔の写真と口を閉じた笑顔の写真でどれくらいマッチングするかを比較。そして34人の参加者に、顔の下半分のみが見える写真でマッチングできるかを実験した。

この3つ全ての実験で、口を開けた笑顔の写真があった場合、2つの同じ人物の写真を見分け易く、無表情や口を閉じた笑顔の場合はそうではなかった。

結果、2つの同一人物の写真があるとき、笑顔の写真があれば9%、2つのよく似ているが別々の人物の顔写真を比較したときには7%、パフォーマンスが向上した。また、口を開けた笑顔の写真からは、ただ同一人物を見つけやすいだけでなく、比較対象が別人であると判断しやすいこともわかった。

 

身分証明写真に笑顔を

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ミレヴァ博士はヨーク大学のプレスリリースの中で、この研究で、無表情の写真よりも口を開けた笑顔の写真の方が人を見分けやすいことから、身分証明写真も笑顔にすべきだと提案している。だが、より実用的には無表情の写真と共に、パスポートチップ内に笑顔の写真も入れ込むなどし、無表情、笑顔、両方の写真を確認できた方がいいだろうと研究者たちはしている。

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