全身に泡のようなコブがある男性

近年、急速に経済成長を遂げるインドネシアの首都、ジャカルタ。活気にあふれる中国人街に人目を避けて暮らしている一人の男性がいる。男性の名前はエン、52歳。全身を泡のような腫瘍で覆われる奇病を患っている。

「コブだらけで人に見られるのが恥ずかしいです。」

そう話すエンは15歳の時に腫瘍が発生して以来、40年近く人目を避けて暮らしてきた。そんなエンの人生は、報道写真家によって撮影された1枚の写真によって大きく動き出す。

世の中には、体に珍しい症状を持つ人々がいる。医学では解明されていないことも多い。手術をすれば命を落とす恐れもある。しかし、家族の愛情や医療チームの献身的なサポート、そして本人の生きようとする強い意志で手術に臨む。症状の出た外見を気にして、人とのかかわりを避けることもあるかもしれない。しかし困難と向き合い、力強く生きるその人生を追った。

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