【独占インタビュー】リチャード・ローリング、ファスト&ラウド プレゼンター

―――なぜ消防士で救急救命士という経歴をお持ちのあなたが、ガスモンキーを開こうと思ったのですか?

リチャード:オートバイやホットロッド業界に入るのは長年の夢だったんだ。それを実現できるチャンスを与えてもらったからもちろん引き受けたんだ。ずっとしたかったことをしただけのことさ。

―――様々な側面でも活躍しているビジネスマンでもありますが、どのようにして全てに同じように注力しているのですか?

リチャード:多分これは持って生まれた才能だと思う。僕はずっと何かをしていないとダメなタイプだから、ビジネスの運営もその一環としてやっているんだ。もちろん、テレビに出るということはちょっと違って、別の形での努力が必要だけど、好きなことをしているから集中していられるのさ。

―――仕事の中で一番のやりがいは何ですか?

リチャード:一番は再生した車を改めて走らせることだね。本当ならばリサイクルされたり、廃棄処分されたりするはずの古いおんぼろ車に新しい命を吹き込む。それに勝る喜びはないな。

―――昨今の電気自動車をはじめとした環境にやさしい車の傾向を受けて、ホットロッド業界はどのような変貌をとげると思いますか?

リチャード:特に何の変化もないと思うよ。将来的にはそのような車もホットロッド化するだろうし。僕個人としては電気自動車やエコカーのような車とディーゼルやガソリン車の違いはあまりないと思っている。どっちにしろ車だし、自分たちにとって身近なものだし、今後もカスタマイズはされるだろうし。

―――修復に適している車かどうかはどのように判断していますか?何を重点的にみていますか?

リチャード:総合的に見ているよ。どこまでパーツがあるか、どの部品がないか。ない部品は見つけやすいものなのかそうでないものなのか。総合的に見終わったら錆や劣化状態を見るね。この三点の見極めで再生するのかそのまま廃棄処分所行きか判断するね。

―――長年車を集めていると思いますが、その中でも毎回やっぱり運転してしまうような特別な車は何ですか?

リチャード:僕は32フォードが好きなんだ。だから、いつも何台かある32フォードのうち一つを選んで運転しているよ。どっちにしろ、自分にとって32フォードはホットロッドの原点でもあり、自分達の原点だから。

―――修復した車の中で一番高く売れた車はいくらでしたか?

リチャード:12年前に再生したランボルギーニ ミウラが一番高くて、$280,000ほど儲けたんだ。

―――テレビ番組の中で修復作業を行う上で、一番難しい部分はどこですか?

リチャード:現実的には修復をするスピードが一番難しい。実際、修復にかけている時間は25日~30日という非常に短い時間なんだ。僕たちがしているような修復は一般的には一年くらいかかるんだから。それを僕たちは一か月でやり遂げているのだからね。

―――残りの人生で一つの車のみ運転できるならば、何を選びますか?

リチャード:「ファスト&ラウド」内でも紹介しているロールバーや電飾がそこら中に設置されている68シボレーGT コンバーチブルだね。もうあれほど好きな車はないよ。ものすごく長い間持っているし、下手したらお墓の中まで一緒かもしれない。それほど特別さ。

―――修復や改善作業、カスタマイズは様々なタイプのエンジンだったりパーツだったりがあり、いくらでも違う形にできますが、今、振り返ってより良くできたな、など後悔しているような車はありますか?

リチャード:毎回そう思うよ。最初にプランを立ててそれにそってやっていても、終わった後にはこれも出来たな、だったり、こうすればよかったなという点は絶対に出てくる。それはやはり向上心があるからだと思う。

―――男性の憧れの仕事に就いていると言っても過言ではないと思いますが、それでもマイナス点などありますか?

リチャード:時間だね。それ以外では本当に夢のような仕事だよ。車とあそんでるだけでお金がもらえるんだから。本当に幸せだよ。

―――ガスモンキー以外にもレストランやライブハウスの経営も行っていますが、それについて教えていただけますか?

リチャード:今現在6つのライブハウス兼レストランがあって、新しくもう2つを作っている最中さ。ビジネスの基盤は車と音楽を併せもったライフスタイル提供さ。それ以外では、自社テキーラブランドも業績がいいんだ。僕は様々なジャンルにこれからも進出していく起業家でありたいんだ。

―――今後このような業種に進みたい人に向けてのアドバイスをいただけますか?

リチャード:一番は、予算を決めて絶対にそれを超えない事。また、自分で行う場合は自分の力量以上のものには手を付けない事。

―――車を好きになった瞬間を覚えていますか?

リチャード:初めて車を見た時か初めて乗った時じゃないかな?物心ついた時からずっと車が好きだったし、ミニカーを持っていない時期がないんじゃないかというくらいずっと持っていたし。多分、生まれてからずっとだね。