Credit : NASA/Chandra X-Ray Observatory

地球と同じ銀河にブラックホールが12個集まっている…NASAの観測で判明

ブラックホールが沢山集まった「ブラックホール・バウンティー」。これまで論理的に存在するとされていたが、ついに観測が成功した。

 

理論上の存在が初観測

これまで、超新星爆発によって生じる恒星ブラックホールの集まりが時間をかけて内向きに漂っていきできた巨大なブラックホールの集まり「ブラックホール・バウンティー」が地球と同じ天の川銀河の中心部に存在する「いて座A*」にあるという理論的研究は存在した。しかしそれが確認されることは今まで無かった。

今回チャンドラX線観測衛星による観測により、そのようなブラックホール・バウンティーがあるらしいことが判明した。しかもいて座A*から僅か3光年という、宇宙的にはとても近い間隔で存在しているようである。ブラックホールもしくは中性子星と恒星とが連星を形成している場合、X線連星となりブラックホールに落ち込む物質がその前にX線を放つのだ。これがチャンドラ衛星で観測されたのだが、「あるらしい」というのは、観測されたものの半分が、急速で回転する強い磁場を持つる中性子星からのものである可能性もあるためだ。

 

ブラックホールがいっぱい…いて座A*

地球から2万5000光年ほど離れたいて座A*は天の川銀河の中心にあり、すでにそこには我々の太陽の400万倍の質量を持つ超巨大ブラックホールが存在することが知られている。なお、理論的にはいて座A*には2万のブラックホールが集まってできたブラックホール・バウンティーが存在されるとされているが、今回みられたのは12。このことからは、未だ見つかっていない恒星ブラックホールが存在している可能性もあるという。

 

【お詫びと訂正】6月1日に掲載しました本記事について、記載に誤りがありましたため、訂正いたしました。ご迷惑をお掛けした読者の皆様、ならびに関係各位に深くお詫び申し上げます。(6月12日, Discovery編集部)

(誤)
タイトル:地球から僅か3光年先にブラックホールが12個集まっていることが判明
本文中:
●地球から僅か3光年しか離れていない
●今回チャンドラX線観測衛星による観測により、いて座A*にそのようなブラックホール・バウンティーがあるらしいことが判明した。

(正)
タイトル:地球と同じ銀河にブラックホールが12個集まっている…NASAの観測で判明
本文中:
●地球と同じ天の川銀河の中心部に存在する
●今回チャンドラX線観測衛星による観測により、そのようなブラックホール・バウンティーがあるらしいことが判明した。しかもいて座A*から僅か3光年という、宇宙的にはとても近い間隔で存在しているようである。

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