合言葉は「長いものには巻かれろ」!? 厳しい環境の変化をサバイブした動植物の知恵

良くも悪くも、生きているかぎり「変化」は避けられない。変化自体がストレスになることも多いが、変わることを拒否していると最悪、命を落とすこともあるようで……。

『ミュータント・プラネット』が今回焦点を当てたのは、我らが日本。常に自然の猛威にさらされながらも、変化や順応することで生き延びてきた動植物を紹介する。

番組では地殻変動に伴う日本列島の変遷を交えながら、動物たちの移動経路や定住過程での進化を伝える。例えばサルは基本的に温暖な地域に生息する生き物だが、ニホンザルは寒い地域に住んでいることも多く、英語では「スノーモンキー(snow monkey)」と呼ばれる理由がここで判明する。また人間同様、彼らの冬のサバイバル術は温泉に入ることなのだが、最近では新たな食料を確保すべく水中に潜るテクニックまで身に着けたというから恐れ入る。

それから、猫が捕まえるものといえばまずネズミを思い浮かべる人が多いと思うが、国の特別記念天然物である沖縄・西表島のイリオモテヤマネコが捕獲するのは、川や沢の魚だ。さらに「生きた化石」と呼ばれるオオサンショウウオなど、日本の動植物が日本の気候を最大限に活用して逞しく生きる様子も紹介していく。

この番組を見ていて強く思うのは、有益な“伝統”は残しつつも進化・変化を続けるのは「選択肢のひとつ」ではなく「生き延びるための絶対条件」だということ。いささか飛躍気味かもしれないが、「(食材を)えり好みしない」「準備を整え、チャンス(獲物)が来たら逃さない」「相手の裏をかいて出し抜く」といった動植物のサバイバル術は、厳しい現代社会を生き抜く私たち人間にも共通するヒントになるだろう

初回放送:6月4日(月)23:00
『ミュータント・プラネット』はアニマルプラネットにてご視聴頂けます。アニマルプラネットを未視聴の方は、こちらからご確認ください。

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