Credit : Ministry of Antiquities وزارة الآثار via Facebook

クロコダイルと共に水路を渡った古代エジプト大将軍、その墓が発掘される

カイロ大学の研究者らが、古代エジプトの3300年前の大将軍「Iwrhya」の墓を発掘したとエジプト考古省が5月8日に発表した。

 

クロコダイルと共に進軍

このIwrhyaはラムセス2世の時代の大将軍であり、墓はエジプトのサッカラで発見されたもの。墓の持ち主はIwrhyaは「(エジプトの太陽神)アムンの領地の大将軍で大執事であり、アムン領地内のラムセス2世の領地の大執事」であるとの記述も見つかっている。Iwrhyaの軍隊でのキャリアは古代エジプト第19王朝のセティ1世の時代から始まり、次の王であるラムセス2世の時には軍隊のトップに君臨した。

墓には複数の部屋があり、前庭、「像の部屋」、の他に複数の礼拝室も見られた。研究者らが「像の部屋」と呼ぶ部屋の内部には彼の軍人としての活躍を描いた壁画も残されている。砂に埋もれた状態で発掘された一つのブロックは、その部屋の壁から落ちたものとされ、そこには「クロコダイルと共に水路を渡る歩兵と戦車兵」が描かれているそうだ。残念ながらその画像は公開されていないものの、この壁画の分析からは、描かれているのはエジプトの東の国境ではないかとされる。

 

更なる発掘に期待

Credit: Ministry of Antiquities وزارة الآثار via Facebook

なおIwrhyaのものを含め遺体などは未だ見つかっていない。しかし墓内の記述にIwrhyaの息子「Yuppa」や孫「Hatiay」の名もあることから、これが家族の墓であることが示唆されている。現在も発掘は続いており、もしかしたらIwrhyaのみならず、子や孫の遺体もこの墓に埋葬されているのではと期待されている。

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