Credit : NASA/Joshua Stevens/Suomi-NPP

夜の闇に輝くオーロラ、寝静まる北米大陸を照らす

北アメリカの夜空にオーロラがゆらめく様子を、アメリカの気象衛星『スオミNPP』が捉えていた。

2018年4月21日、現地時間の午前3時46分。カナダの住民が夜の眠りに包まれている頃、そのはるか上空にひっそりと輝くオーロラの姿があった。スオミNPPに搭載されている可視赤外放射計が観測し、画像化した。

可視赤外放射計は、可視光から近赤外線までの様々な波長帯の光を観測できる。これらのデータを特殊なフィルターにかけることによって大気光、オーロラなどの上空で起こる光のスペクタクルから、山火事、街の灯や反射した月光などの地上の光も映し出してくれる。

NASA/Joshua Stevens/Suomi-NPP

このオーロラが発生する2日前に、強い太陽風が巻き起こった。「風」の正体は高温に熱されて電離した粒子と大量の電磁エネルギーだ。太陽風が地球に到達した数日後、地球の磁気圏は激しく揺さぶられた。乱れた磁界層からは捕われていた粒子が振り落とされ、大気圏のより低いところめがけて落下していった。これらの粒子が地球の大気の酸素や窒素ガスとぶつかったときに、人間がオーロラと呼ぶ現象が起きたのだ。

Credit: NASA

我々の太陽系唯一の星、太陽。その光は植物にエネルギーを与え、命の連鎖を創りだして地球を豊かにしている。一見地平線の下に沈んでしまった太陽も、夜の裏側から絶えず地球に熱エネルギーと、電磁波を送り続けてきている。

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