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クジラやイルカの声も聞こえる心安らぐ深海音、ストリーミング配信開始

深い海の中では、どんな音がするのだろうか。カリフォルニア州モントレー湾近く、海面下900mから聞こえてくる音がライブストリーミングされている。

 

海面下のハイドロホン

モントレー湾水族館研究所によりモントレー湾付近の水深900m、岸から30kmほどの場所に設置されたのはハイドロホンと呼ばれる5cmほどの水中用マイク。今週からそのマイクが拾った音がYouTubeでライブストリーミングされるようになった。実際にはマイクの拾った音がコンピューターで処理されアーカイブされてからストリームされているので、実際の海の音とは20分ほど遅れて聞こえている。また、サウンドファイルは10分ごとに分割されているので分割の合間に音が途切れている。

実際にマイクの拾う音は、設置箇所よりもだいぶ上や、海面の音だったりするようだ。よく聴くことのできる音の中には、アシカやイルカなどの海面近くで活動する動物や、雨や波、そして海面に吹き付ける風音などが含まれる。イルカの出す高いクリック音などは遠くまで届かないので、もし高い音が聞こえたらマイクから数kmのところに音源があるはずだ。なお、船のエンジンなどの低い音は数10kmも遠くから届くし、クジラの声もものによっては数100km遠くから聞こえてくることがあるという。

 

この音何の音?

ライブストリーミングを聴いていても暫く何も聞こえないこともあるが、急に賑やかに動物の音がすることもある。聞こえてくる音には、カマイルカ、アカボウクジラ、ナガスクジラ、シロナガスクジラ、ザトウクジラ、マッコウクジラ、コククジラ、その他の海洋哺乳類、そして前日のように波や雨の音の他、地震の際の音も聴くことができる。

自分の聴いている音が何の音なのか知りたい場合は、モントレー湾水族館研究所が上記それぞれの音を記録したオーディオサンプルが視聴できる「サウンドスケープ・リスニング・ルーム」(Soundscape Listening Room)というページを提供しているのでそこで聴いてみるといいだろう。

なお、ライブストリーミングから聞こえてくる音をフルに楽しむには音質の良いヘッドフォンやサブウーファーが推薦されており、サウンドスケープ・リスニング・ルームでも音によっては良いスピーカー出なければ聞こえない旨の注意書きがなされている。

ヘッドフォンをつけて入眠時に流せば、深い布団の海の中でリラックスできるかもしれない。

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