Credit : NASA Television

NASAの新たな宇宙望遠鏡TESSを乗せたファルコン9、打ち上げに成功

NASAは、新たな宇宙望遠鏡「TESS(Transiting Exoplanet Survey Satellite)」の打ち上げが無事に成功したと発表した。TESSは太陽系外の惑星を調査するのが目的で、地球外生命体が存在し得る惑星もこの中に含まれているという。

TESSの打ち上げは、米国フロリダ州にあるケープカナベラル空軍基地において、現地時間4月18日午後6時51分に行われた。打ち上げ用ロケットにはスペースX社のファルコン9が使用され、同日午後7時53分には、無事切り離しが行われたという。

TESSは今後、6つのエンジンを使用して月に向かい、月の引力を使用して目的の軌道へと向かうことになる。軌道到達後は60日間かけて各装置の試験を行い、それから本格始動が始まる予定だ。

この新たな宇宙望遠鏡の運用を担当する、米マサチューセッツ工科大学のGeorge Ricker氏は、地球の周りを回る中で、地球に最も接近するたび、それまでに得られたデータを送信して来るという、そのTESSによるデータの頻度がその大きな特徴であると語っている。

観測は2年間かけて行われる予定で、このため天文学者たちは宇宙を26のエリアに分割。4つの広範囲カメラを使用し、最初の一年は南側の13エリアを、2年目は残りの北側13エリアを観測する予定。これにより、全体のおよそ85%をカバーすることが可能になるということだ。

TESSは「通過(transit)」と呼ばれる、観測者から見て星が別の星の全面を横切る天文現象を利用し、新たな惑星の発見に挑む。まだまだ人間に知られていない範囲がその大半を占める宇宙。これからどんな惑星が見つかるのか、今からワクワクが止まらない。

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