Credit : Titanic Museum Attraction via Facebook

レゴの巨大タイタニック号を制作した自閉症の少年…米タイタニック博物館で展示へ

8mもの大きさのタイタニックをレゴで作り、苦手を克服した自閉症の少年。その作品が新たにアメリカのタイタニック博物館で公開展示された。

 

巨大なタイタニック

現在15歳のブリンヤール・カール・ビルギッソン(Brynjar Karl Birgisson)はアイスランドの少年。しかし3歳の時から言葉が「まるで霧の中」にあるように感じ、言いたいことが言えなくなり、孤独になった。両親は彼が5歳の時に医師に連れて行き、自閉症であるとの診断が下された。

そんな彼が持っていた趣味は、レゴと船。レゴを組み立てるのが好きだったほか、船について知るのが好きだったビルギッソンは、10歳の時にレゴでタイタニックを作ろうと決意。レゴのミニフィグにあわせたスケールのタイタニックを作るため、祖父に手伝ってもらいタイタニックの実際の設計図をレゴで作れるよう縮小。クラウドファンディングで5万6000ピースのレゴ部品の資金を集め、11ヶ月700時間をかけて完成させたのだ。

 

タイタニックがもたらした克服

Credit: Titanic Museum Attraction via Facebook

このタイタニックのプロジェクトを始めた当初はシャイでほとんど話をすることがなかったビルギッソン。しかしレゴのタイタニックとの旅は彼を「自閉症の霧から出るのを手助けしてくれた」とビルギッソンはBBCに語っている。

このプロジェクトのおかげで現在では多くのインタビューに答え、2016年にはTEDx Talkの大舞台にも立った。過去5年間はこのタイタニックと共にヨーロッパ中を周り、各地でインタビューを受けている。もちろん自閉症が治るわけではない。しかしビルギッソンはTEDx Talkの舞台で、「僕のように自閉症である人は訓練で弱みを克服できる。そして僕が自閉症でみんなが問題無ければ、僕は自分が自閉症を持っていて何も問題には思わない。皆と違うことは面白いことだ。」などと語っている。

ビルギッソンにそんな旅路をもたらしてくれたレゴのタイタニックは現在アメリカ、テネシー州のタイタニック博物館に展示中。同博物館には実際のタイタニック号からの遺品や、タイタニック号の内部を再現した展示などが存在する。ビルギッソンの製作したレゴのタイタニックを展示することとなった同博物館は今月、ゲストにビルギッソンを招いたイベントも開催した。同博物館では2020年までこの巨大なレゴ作品を展示するという。

タイタニック、そしてビルギッソンの旅を見守っていきたい。

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