Credit : NASA’s Goddard Space Flight Center

探索衛星TESS、ファルコン9ロケットでついに打ち上げ

我々の太陽系外に地球型惑星を探すNASAのトランジット系外惑星探索衛星「TESS」がまもなく打ち上げられる。その打ち上げに用いられるのはSpaceXのファルコン9ロケットだ。

TESSを宇宙へ

TESSは探査機ケプラーのように太陽系外にある地球型惑星を探すための探索衛星。これまでにもケプラーは地球からそう遠く離れていない場所に人の住めそうな惑星を見いだしたり、新しい種類の衛星を発見したりと数々の発見を行っており、続くTESSの活躍にも大きな期待がかけられている。

そんなTESSを打ち上げるファルコン9は二段式ロケットで、初段には9つのマーリンエンジン、二段目には一つのマーリンエンジンを搭載。燃料は液体酸素と精製ケロシン「RP-1」。そのペイロード部分にTESSが格納され、宇宙を目指し飛ぶというわけだ。ペイロードのフェアリングは打ち上げの最初の3分間からTESSを守るように作られており、TESSは打ち上げの48分後に軌道に乗る予定。ファルコン9ロケットは大西洋に待機している「もちろんまだキミを愛してる」(Of Course I Still Love You)と名付けられた無人海上着陸船に着陸予定

ファルコン9ロケットは先日もISSに物資を届けるドラゴン貨物宇宙船を無事に宇宙まで送り出しており、すでに安心感ある打ち上げロケットという印象だ。

SpaceXとNASAの歴史

ファルコン9ロケットは古くは2009年にISSにドラゴンを打ち上げドッキングさせるデモミッションを成功させている。そんなこともあってかSpaceX社とNASAとは同年と大きな契約を結んでいる。CNBCによれば従来はNASAがボーイングやロッキードマーティンなどの請負業者に機材を作成してもらうのに多額の資金を払わなければいけなかったが、SpaceX社はロケットなどを自前で作っており提供するのはそれらを使ったサービスであるため安く済むという点もNASAにとっては重要だったようだ。

昨年からは一度宇宙に打ち上げたファルコン9ロケット(とドラゴン貨物宇宙船)を再び使用するようにもなった。年内にはSpaceX社とボーイング社にNASAが商用宇宙飛行テストのゴーサインが出ている。きっとSpaceXはこれからのNASAのミッションにも大きく役立つに違いない。

TESS

SpaceX社とNASAの将来の関係はひとまず別として、まず目前に控えるのはTESSの打ち上げだ。もともとはフロリダ州ケープカナベラル空軍基地から4月9日に打ち上げ予定だったのだが、打ち上げはその後16日に延期になっていたよう。しかし当日になり誘導航法管制(GNC)分析により延期の決断が下され、現在は現地時間18日に打ち上げの予定となっている。打ち上げの様子はSpaceXウェブサイトのウェブキャストページで生中継される予定となっている。

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