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恐れるあまりに事故が減る!不幸を招く13日の金曜日が現代人を呪い続けるわけ

13日の金曜日。欧米社会では不吉とされ、この日は不幸になりやすいと本気で信じている人も多い。

恐れられるあまりに、なんと13日の金曜日には車の事故、火事や窃盗の件数が減少するというオランダの調査結果も出ているほどだ。Reutersによれば、これは13日の金曜日にみすみす不幸が身に降りかかってこないよう、自宅でひっそりと過ごす人の割り合いが多いからだとか。

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そこまで恐れられている13日の金曜日だが、基はといえばキリストの最後の晩餐の出席者数がキリストを含めて13名だったからと言われている。キリストを裏切ったユダが13人目の客人だったため、そして晩餐の次の日の金曜日にキリストが磔にされたため、「不幸を招く」元凶とされた。

問題のユダは左から4人目の浅黒い顔貌の男。手元をよく見ると塩をこぼしている。The Independentによれば、「塩をこぼす」というのはまた別の不幸な意味合いが含まれているそうだ。昔は非常に高価だった塩をこぼしてしまうほどもったいない、という意味から不幸の迷信として伝えられている。

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時は進んで中世ヨーロッパ。キリスト教の聖地を奪回するために立ち上がった十字軍のなかに、テンプル騎士団と呼ばれるエリート集団がいた。彼らは先進的な財務管理法を構築し、巨額の富を所有していた。そこに目をつけた当時のフランス王、フィリップ4世の策略により、テンプル騎士団は事実無根の罪をふっかけられて拷問され、「自白」を強要されたあげくに生きたまま火あぶりの刑にされた。

自らを死に追いやろうとしている燃えさかる炎の前で、テンプル騎士団のグランドマスター、ジャック・ド・モレーはこう叫んだという。

だれが過ちを犯し、だれが罪深いか、神はすべてを知っている。我々を死に追いやった者たちには直ちに災難が訪れるであろう!

 

テンプル騎士団がフィリップ4世に貶められた日が1307年10月13日の金曜日。それ以来、モレーの呪いは700年以上の時を経てもなお色褪せていない。

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2018年の13日の金曜日は4月と7月にかかる。ただでさえアンラッキーな13日の金曜日に、目の前を黒い猫が横切ったら、不幸は帳消しになるのだろうか?それとも増長されるのだろうか?

ところで、さもいわくつきのように説明してきた13日の金曜日だが、The Independentによれば、スペイン語圏とギリシャでは13日の火曜日が…そしてイタリアでは17日の金曜日が不吉とされているんだそうである。

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