Credit : ESA–D. Ducros via ESA

スペース・ストーム・ハンター準備完了!宇宙から地球の嵐を監視

ISSにESAの大気-宇宙間インタラクション観測装置「ASIM」が設置された。「スペース・ストーム・ハンター」とも呼ばれるこの装置は、その名の通り宇宙から嵐を追い観測するためのものだ。

超高層雷放電を観察せよ

スペース・ストーム・ハンターは、現地時間4月13日、ISSに接されているヨーロッパの実験モジュール「コロンバス」の外側に取り付けられた。地球に向けられたスペース・ストーム・ハンターは、雷や、雷雨の上空の大気中で生じる強力な放電現象「超高層雷放電」などを観測する。超高層雷放電は未だにその詳しい仕組みが解明されておらず、地球の400km上空からこのような現象を観察できるスペース・ストーム・ハンターの活躍が期待される。

ハンターの武器

スペース・ストーム・ハンターには赤外線と紫外線を撮影する装置と、X線とガンマ線を検出する装置が備わっており、光度を測定して自動で画像を撮影して地球にデータを送るようになっている。その感度などはこれから調整していく段階だが、準備が整えば、それら搭載計器を活用して、雷や放電、地上のガンマ線発光や、低・高エネルギーX線、ガンマ線の放出などの測定に役立ててくれるだろう。

進化し続ける気象観測の世界

こうして宇宙に様々な機器を送り込めるようになった現代ではあるが、今回のスペース・ストーム・ハンターでもおわかりのように、地球上の気象観測にもまだまだ新しい技術や仕組みが登場し、活用されている。ドローン、レーダー、スマホまで、気象観測の今は春秋の天気のように刻々と移り変わっているようだ。

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