まるで禍々しい魔方陣…木星の北極に渦巻く9つのサイクロン

これまでにも木星の(禍々しい)姿を捉えてきた探査機ジュノーによる赤外線データから、NASAが木星北極に渦巻く巨大サイクロンとその周りを囲むように回るより小さい8つのサイクロンを3D動画で再現している。

知られざる木星の極

これまで「ガスの巨星」として知られる木星の極の様子は想像することしかできなかった。しかし木星探査機ジュノーの赤外線オーロラマッピング装置JIRAMおかげで木星の雲の下50kmから70kmほどまで知ることができるようになったのだ。この度のデータはジュノーの4度目の木星通過の際に集められたもの。

巨大なサイクロンたち

映像では黄色い場所の方が温度が高い、もしくは大気の深い部分が見えている部分となっており、暗い部分は温度が低い、もしくは大気の高い部分となっている。動画ではこの色分けのせいでまるでマグマのように見えるが、実際には温度が一番高い部分でも-13度、低い部分は-83度だ。

中心の巨大サイクロンを周回する小さいサイクロンの実際の大きさは直径4000から4600kmもある。国土技術研究センターによれば日本の最西端、与那国島から最東端、南鳥島までが3146kmだというから、小さいの一つで日本が飲み込まれてしまう程の大きさだ。

なお1993年のパソコンゲームで「火星の衛星で瞬間移動装置実験をしていたら地獄への門が開いてしまった」という設定があるが、なんだかこのサイクロンの集合体を見ているとそんな展開もあり得てきそうに思えてならない…。

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