問題は解決するためにある!不可能を可能にした世界の鉄道

人やモノを目的地へと運び、人々のコミュニケーションや経済活動の大きな柱となっている鉄道。通るのは平坦な道だけでなく、走行中に景色や気温が変わるほど過酷な場所も少なくない。 

地形や標高、気象条件など厳しい環境と折り合いをつけ、なおかつ安全を確保しながら、今日も世界中を走り続けるその姿を紹介するのが『驚異の鉄道~不可能への挑戦~』だ。 

ドイツ西部ルール地方の工業都市ヴッパータールでは、19世紀末に人口が増えたことで輸送手段の確立が急務となったが、混雑が常態化した道やデコボコの地形がそれを阻んでいた。そこで「地面が使えなくても、空中があるじゃないか」という発想から1901年に生まれたのが、“現役最古のモノレール”といわれる懸垂式の「ヴッパータール空中鉄道」だ。しかもこの鉄道、動物園で大人気の“あの巨大動物”を運んだこともあるというのだが……。 

番組ではこのほか、ニューヨークの中心地マンハッタン島への短時間かつ並はずれた輸送能力を持つ鉄道システムや、ロンドン周辺の交通事情改善が期待される新鉄道路線「クロスレール」、坂の多いポルトガルの首都リスボンを走り、街の象徴でもあるケーブルカーやトラム(路面電車)といった、様々な制限のある都会での鉄道事情も取り上げている。 

時の流れに伴う事情の変化に合わせて、常に進化してきた鉄道。この番組からは、画期的かつ効率的なシステムはもちろん、携わる人々の「少しでも良い鉄道を」という心意気も伝わってくるはずだ。それに、ひとつの鉄道が完成することが奇跡にすら思えてくるかもしれない。終盤では、ロンドンから郊外の墓地へと棺を運んだ「ロンドン・ネクロポリス鉄道」(現在は廃止)も登場するが、こちらもなかなかの興味深さだ。 

「驚異の鉄道~不可能への挑戦~」はディスカバリーチャンネルにてご視聴頂けます。ディスカバリーチャンネルを未視聴の方は、こちらからご確認ください。

 

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