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世界一辛いトウガラシは薬物並みに脳ミソをかき回す…大食いコンテスト出場者、頭痛に倒れる

世界一辛いトウガラシ、「キャロライナ・リーパー」の大食いコンテストに出場した34歳の男性が、原因不明の頭痛に悩まされて後日入院する羽目となったそうだ。

キャロライナ・リーパーはギネス世界記録に認定されている世界で最も辛いトウガラシ。辛さを計るスコヴィル辛味単位は平均して1,641,183をマークしており、日本のトウガラシを70倍以上も上回る。

こちらは別のコンテストの映像だが、大まかな状況はわかっていただけるだろうか。

当初の男性だが、大食いコンテストで勇敢にキャロライナ・リーパーにかぶりついた直後から頭痛が始まったという。頭痛は日に日に悪化し、稲妻に撃たれたような激痛に悩まされるように…。男性は救急医療を訪れたが、診察や検査の結果、特に異常は見られなかった。

ところがCTスキャンを行ったところ、なんと男性の脳内の動脈が著しく収縮しているのが発見され、「可逆性脳血管攣縮症候群」と診断されたそうだ。薬や違法薬物の摂取が引き金になるといわれ、「雷鳴頭痛」というなんとも不快な響きの症状を伴うという。

この男性の場合キャロライナ・リーパーの摂取以外に要因は考えられないため、おそらくトウガラシが誘発したと思われるが、まだわからないことも多いそうだ。幸い男性の症状は時間とともに薄れ、5カ月後の経過観察では動脈が本来の太さに戻っていた。

Kouya / Wikimedia Commons

ちなみに世界で二番目に辛いトウガラシは「トリニダード・スコーピオン・ブッチ・テイラー」という怖い名前がついており、最高で1,463,700スコヴィル辛味単位をマークした強者。キャロライナ・リーパー以前はギネス記録を3年間保持していた。

キャロライナ・リーパーやトリニダード・スコーピオン・ブッチ・テイラーはなおのこと、ふつうのトウガラシにも含まれている辛み成分「カプサイシン」を決して甘く見てはいけない。

トウガラシを素手で扱った経験はあるだろうか。筆者の場合、乾燥トウガラシを素手でちぎって料理に投入した数時間後、トウガラシのことなどすっかり忘れて同じ手でコンタクトレンズを外した。

次の日の朝、カプサイシンに浸されたコンタクトレンズをはめて悶絶したのは言うまでもない。

Man gets terrible headaches after eating world’s hottest chili peppers (ZME Science)

An unusual cause of thunderclap headache after eating the hottest pepper in the world – “The Carolina Reaper” (BMJ Case Reports)

Hottest Chili Pepper (Guinness World Records)

Trinidad Scorpion “Butch T”: A World Of Fire (PepperScale)

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