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人工知能の開発者たち、殺人ロボットでボイコット運動

世界30カ国、およそ60人の人工知能(AI)科学者たちが、韓国の国立大学であるKAISTに対する共同声明を発表した。KAISTは、AIを利用した軍事兵器を開発しているという。

この度発行された声明文によると、科学者たちはKAISTが韓国の軍事企業ハンファシステムと協力し、今年の2月20日に国防とAIに主軸を置く新たな研究センターを開設したことに懸念を示したとのこと。国際連合でも、AIを利用した殺人ロボットの開発についての規制を現時点で取りまとめていることから、今回のKAISTの行動がこのような軍事兵器の開発を加速させるものとなると述べている。

このKAISTによる動きへの不支持を明確とするため、科学者たちはこの大学のボイコットを決定。学長が「人間によるコントロールをほぼ必要としない自動兵器」の開発中止を明らかにするまでの実施を伝えている。

このボイコットはあらゆる行動を含み、科学者たちはKAISTを訪問せず、KAISTの関係者を受け入れず、KAISTによるいかなるプロジェクトにも協力しないとしている。

科学者たちは、KAISTがこのような兵器開発を続ければ、第三次兵器革命につながると指摘。より早く戦況が動く戦争や、より広範囲な戦争を引き起こすことにつながるとその危険度を伝えている。また、テロリストがこれらの兵器を手にした場合、道徳の足かせがなくなり、より多くの罪のない人々が犠牲になるだろうともしている。

国際連合は、これまでにもレーザー兵器の開発禁止や、サリンやVXといった化学兵器の開発も禁止しているものの、こういった規制に従わない国も多く、依然として地球規模の脅威となっていることに変わりない。

AIを搭載したロボットたちが自我を持ち人間に襲いかかる…そんなSF映画みたいなことが、一歩間違えれば現実となってしまうかもしれない。

‘Killer Robot’ Lab Faces Boycott from Artificial Intelligence Experts (LiveScience)

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