Credit : National Poo Museum

英国うんこ博物館、新館建設資金調達のためにクラウドファンディング

イギリスの「国立うんこ博物館」が新館建設に向けてクラウドファンディングで資金を募っている。目標の1万ポンド(約150万円)を調達したあかつきには、うんこ博物館の常設展示室、カフェ、公衆トイレ、庭園、研究室…などを含む複合施設をイングランド南東部のワイト島に建設する予定だという。

…え、そもそもうんこ博物館って?!
とお思いの読者も多いだろう。インパクトありすぎるこの博物館はイギリスで2016年3月25日にオープンした。「国立」と名乗りつつも国が運営しているわけではない。ワイト島に拠点を置くEccleston Georgeというアーティスト共同体の仲間が発案し、展示物を製作し、博物館を運営しているのだが、「国立」を冠することで知名度アップを試みている模様だ。うんこ博物館は、ある男性とうんことの運命的な出会いから始まった。

うんこ博物館のウェブサイトによれば、創設者のひとり、ダン・ロバーツ氏が数人の友人とスウェーデンの大自然を満喫していた折に、たまたま野生オオヤマネコのうんこを発見した。一同は本物のオオヤマネコに遭遇するよりもオオヤマネコのうんこに強い関心を示したという。

うんこの可能性に気づいたロバーツさんは、イギリスに帰ってこの発見をアーティスト仲間たちと共有し、やがて「うんこの博物館」というアイディアをひねり出した。

うんこ博物館創設者のうちのひとり、ダン・ロバーツ氏(左)とナイジェル・ジョージ氏(中央)、ゲストのクリス・パッカム氏と共に – National Poo Museum

多彩なうんこを盛りこんだ展示

ロバーツさんと共同創設者のナイジェル・ジョージ氏、デイブ・バッドマン氏の三人は、まずアイル・オブ・ワイト動物園の協力を得て企画展示『Poo at the Zoo(動物園のうんこ)』を2016年にオープン。恐竜のうんこの化石に加え、ヘラジカから人間の赤ちゃんまで全20種類の大小様々なうんこが展示され、瞬く間に世界中から注目を集めた。

うんこ乾燥中。ライオンのうんこは一週間もかかるんだとか… – Credit: National Poo Museum

展示されているうんこのひとつひとつは非常にもろいため、採取にあたってはまず消火器を使って瞬間的に凍らせる方法を取っているそうだ。採取後は特別に開発された「うんこ乾燥機」で水分もニオイも吹きとばしてから、樹脂で塗りこめて水晶玉のような美しい展示物に変身させる。だれもが見ても触っても安全なうえに、うんこのなかに含まれている繊維質や骨のかけらなど重要なディテールがくっきりと見える仕組みとなっている。

これはだれのうんこでしょう?(答えはキツネ) -National Poo Museum

うんこそのものだけではなく、うんこの生物学的な意義や腸内微生物の大切さも理解してほしいとの思いから、レトロな便所のフタを開けると興味深い内容が隠されているといった子供心をくすぐる展示も人気のようだ。また、公衆衛生の必要性や大腸がん、遺糞症、過敏性腸症候群などの病気に苦しむ人への理解を深め、「うんこにまつわるタブーを晴らしたい」と創設者の3人は語っている。

ただいま催してます

うんこ博物館の建設費を募るクラウドファンディングサイトは、2018年5月9日16時30分(現地時間)まで出資を受けつけている。建設予定地は200年以上の歴史を誇るサンダウン・バッテリー。フランス軍と戦うために建てられた要塞だが、近年老朽化が進んでいた。

歴史的な建造物を復元するとともに、世界中から集ううんこ博物館の来場者が無料で展示物を楽しめるように施設を開放する予定だという。博物館のテーマに沿った「うんこカフェ」や「うんこショップ」もオープンするとのことで、どんなものになるか気がかりでしょうがない。もちろん、公衆トイレも立派にグレードアップされるとのことだ。イギリスの新しい観光名所なるか?

National Poo Museum plans new home on Isle of Wight (BBC)

National Poo Museum opens doors on Isle of Wight (BBC)

The National Poo Museum

Build The National Poo Museum (Crowdfunder)

RELATED POST