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恐竜たちは浅瀬で何をしていたのだろう…スコットランドでジュラ紀中期の貴重な化石

スコットランド、スカイ島に1億7000万年前のブロントサウルスの仲間とティラノサウルスの仲間の足跡の化石が見つかった。世界的にもジュラ紀中期からの化石はとても希なものであり、この発見はとても価値のあるものだ。

50もの足跡

今回の足跡はスカイ島の感潮域で見つかったため、潮の満ち引きのせいで研究が難しかったものの、全部で50の足跡が見いだされ、ドローンなどの撮影機材を使い撮影、足跡の化石の地図を作成した。

中でもはっきりと残っていた足跡の化石からは、竜脚下目ブロントサウルスの仲間(ichnotaxon Breviparopus)がノシノシと通っていった痕跡が見つかっている。これは前足、後ろ足両方の足跡が残っており、腰部分までの高さは1.8mほどと見積もられている。それ以外にもいくらかの個別の獣脚類ティラノサウルスの仲間(ichnotaxon Eubrontes)の足跡が散見され、こちらもそれくらいの大きさだったと推測されているた。

浅瀬でも活動していた恐竜たち

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また、この足跡が見つかったのと同じ地層には魚の骨も見つかっており、この地域は当時沼状のラグーンであったことがうかがえる。これまで恐竜たちはただ陸地のみで活動していたと推測されていたが、このことからは、ジュラ紀中期のこれらの恐竜たちは脚が水につかるような浅瀬でも活動していたと考えられる。今回の研究は4月2日にScottish Journal of Geologyで発表されている。

スカイ島のこの足跡が見つかった付近には1984年にも足跡の化石が見つかっており、もしかしたらまだまだ貴重な化石が眠っているかもしれない。研究者たちはスカイ島の住民たちにもっと恐竜の足跡を知らないか聞いて回っているようだ。

One dinosaur footprint is worth a thousand words(Popular Science)
In Footprints on Scotland’s Isle of Skye, Signs of a Dinosaur Playground(The New York Times)
A sauropod-dominated tracksite from Rubha nam Brathairean (Brothers’ Point), Isle of Skye, Scotland(Scottish Journal of Geology)
The University of Edinburgh(Facebook)

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