Credit : Divily / Pixabay

パスタはダイエットの敵じゃない!カナダの研究結果

海外、特にアメリカではパスタに汚名が着せられている。食べたら太るだけで栄養価ゼロの「エンプティーカロリー」フードと誤解され、炭水化物ダイエットの根強い人気も相まって体のラインに敏感な人の食卓から不当に排除されがちだ。

しかし、とカナダの研究者チームは異を唱える。精製穀物食品のなかでもパスタは低GIで低コレステロール。むしろパスタを食べ続けた結果、太らなかったばかりでなく減量に成功した例もあったと報告している。

パスタを食べれば減量できる!…とまで短絡的な結論には至っていないが、どのような研究で、どのような意義があったのか紹介しよう。

Credit: Pexels / Pixabay

GIとはグライセミック・インデックス(Glycemic Index)の略で、炭水化物を含む食品を摂取後に血糖値を上げる度合いを0から100までのスケールで示したもの(シドニー大学のウェブサイトより)。GIが低い食品は摂取後の血糖値の上昇がゆるやかでインスリンの分泌を抑えられるという特徴がある。糖尿病や心疾患を予防する効果のほか、太りにくいメリットもあるという。

カナダの研究では過去の文献から30の無作為対照化試験を選び出し、トータルで2,448人分の実験データを抽出した。被験者はそれぞれパスタを含む低GIなメニューを12週間食べ続け、体重・BMI・ウエストサイズ・ヒップサイズなどの変化を記録していた。パスタの摂取量は平均して週3.3食分だった。

結果、パスタは体重や体脂肪率の増加につながらないことが証明された。それどころか12週間後の体重が平均して0.5キロ減っていたという。主任研究員のジョン・シーベンパイパー医師いわく、「風評とは異なり、パスタは低GIの食事と組み合わせれば健康的な食品であることが示唆された」そうだ。

Credit: greekfood-tamystika / Pixabay

どうやらこの「低GIの食事」が肝。たとえば、ZME Scienceはパスタと組み合わせる理想のメニューとしては地中海料理が挙げている。パスタをただ食べ続けてもダイエット効果は上がらないが、野菜をふんだんに使い、良質のオリーブオイルや発酵乳製品を取り入れて、時にはお気に入りの赤ワインを加えて楽しく、おいしく、心おきなくパスタを食べるぶんに太る心配はなさそうだ。

ということで、今日のランチはパスタに決まり!

Effect of pasta in the context of low-glycaemic index dietary patterns on body weight and markers of adiposity: a systematic review and meta-analysis of randomised controlled trials in adults (BMJ Open)

You can now add pasta to your list of healthy diet foods, study suggests (ZME Science)

Pasta is not fattening – in fact, it could help you lose weight (ZME Science)

About Glycemic Index (The University of Sydney Glycemic Index)

RELATED POST