早起きは四文の得だった!社会的時差ぼけを防ぐと成績アップ、肥満解消にも

あなたは朝型、夜更かし型、それとも日中ばっちり型? 

今までで最大規模の実態調査に基づく研究の結果、体内時計に合わない時間帯に大学の講義を受けている大学生の成績は低いそうだ。特に夜更かし型は日中の学習効果が上がらず、成績が最も低くなる傾向にあるという。 

これは目覚めてから意識が覚醒するのに時間を要するため、覚醒しきれていない状態、また逆に覚醒のピークを過ぎてから授業を受けても学習効果が上がらないからと考えられる。  今回の研究に参加した大学生のうち40%は体内時計と授業時間が同期しており好成績を修めている反面、50%の大学生は社会的時差ぼけのため授業時間までに覚醒しておらず、10%はすでに覚醒のピークを過ぎたころに授業時間を迎えるため最適のパフォーマンスを得られていなかった。

このような覚醒と活動の時間帯のズレは「社会的時差ぼけ」と言われ、成績の低下のみならず肥満、アルコールの飲みすぎや喫煙にもつながるそうだ。

Credit: Khamkhor / Pixabay

アメリカのノースイースタン・イリノイ大学とカリフォルニア大学バークレー校の研究者たちが共同で実施したこの研究では、ノースイースタン・イリノイ大学の在学生14,894人を対象に、学生たちが大学のサーバーにログオン/ログオフしたタイミングを年2間にわたって記録した。 

同時に学生たちのオフの時間の過ごし方も記録。それによって学生を「night owl(夜更かし型)」、「daytime finch(日中型)」、「morning lark(朝型)」のいずれかに分類し、授業時間帯と成績とを比較した。学術誌Scientific Reportsに掲載された結果では、夜更かし型の大学生のパフォーマンスが日中のどの時間に講義を受けた場合でも平均してもっとも低かったそうだ。

手前の赤い棒で示されているのが夜更かし型が受講したクラスの時間帯(X軸)とその成績(Y軸)。全体的に低い傾向となっている。 – Credit: Benjamin Smarr via Berkeley News

Berkeley Newsによれば、夜更かし型の大学生に最大の社会的時差ぼけが見られたものの、朝型や日中型タイプの学生にも少なからず社会的時差ぼけが認められたという。 

共同研究者の一人、バークレー校のベンジャミン・スマー氏は、社会的時差ぼけを最小限に留めて成績をアップさせるには、授業がないオフの日もオンの日と同じような時間帯に生活することを心がけることが大事だそうだ。

Poor grades tied to class times that don’t match our biological clocks (Berkeley News)

3.4 million real-world learning management system logins reveal the majority of students experience social jet lag correlated with decreased performance (Scientific Reports)