Credit : NASA GSFC

TESS、太陽系外にある新たな惑星を求めまもなく打ち上げ

NASAが開発するトランジット系外惑星探索衛星(TESS)の打ち上げが、もう目前まで迫っている。打ち上げ予定日は4月9日。スペースXのファルコン9により、米国フロリダ州ケープカナベラル空軍基地から打ち上げられる予定だ。

TESSは20万以上の星を調査する予定で、その多くは他の観測衛星などが後でより精密な調査を行う予定だと言う。TESSプロジェクトの一員であるStephen Rinehart氏によると、TESSにより個々の惑星や、惑星間の違いについての調査が進み、まったく新しい分野を開拓することになるだろうとしている。また、今後数十年の研究において素晴らしい題材となるだろうとし、太陽系外惑星調査の新たな時代の始まりだと述べている。

TESSの重量は318kg。13.7日で地球を一周する軌道に投入される。この軌道は大変安定していることから、エンジンを使った微調整をすることなく数十年その場にとどまることが可能と言うことだ。最初の2年間のミッションでは、4つの特殊カメラを使用し、「通過(TESSから見てある天体が別の天体の全面を横切る現象)」の撮影を行う。これは探査機ケプラーでも、惑星の姿を捕らえるために使われている方法。ケプラーはこの方法で現在知られている太陽系外惑星3,700個のうち、およそ2/3を発見している。

ではケプラーとTESSの違いはなんだろうか?ひとつはそのコストであり、ケプラーが6億ドルであったのに対し、TESSはその1/3となる2億ドル。そしてケプラーが比較的狭い範囲、そして遠い場所にある星を2009年から2013年にかけて観測していたのに対し、TESSは2年かけて観測可能な範囲の85%をカバーしつつ、300光年以内の比較的地球から近い場所にある星を観測する予定。数千にも及ぶ数の新たな惑星を発見すると予想されている。

NASAによると、TESSだけでは地球外生命体の発見はできないとしているが、どの星を調査すればいいのかといった今後の指標づくりに役立つと言うことだ。

TESSの運用はNASAと米マサチューセッツ工科大学によって行われる。一体どんな新たな惑星を見つけることになるのか、楽しみだ。

NASA’s Next Planet Hunter Will Launch a ‘New Era of Exoplanet Research’ (Space.com)

Credit: NASA

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