恒星の死による大規模爆発現象スーパーノヴァ、その貴重な瞬間をとらえる

質量の大きな恒星は死を迎える時、大規模な爆発現象スーパーノヴァ(超新星)を起こす。通常、スーパーノヴァを起こした恒星は数週間から数ヶ月をかけてその姿を消していくが、この度わずか数日で姿を消す星の観測に成功した。

スーパーノヴァは星の一生の終わりなだけでなく、新たな星の誕生へと繋がっている。爆発によって飛散した星のかけらは宇宙に広がり、その一部は新たな星になる。そのため、この宇宙、そして我々すべての起源を解明するために、スーパーノヴァを知ることはとても重要なのだ。

宇宙で何よりも大きな爆発がこのスーパーノヴァだが、その規模や時間はそれぞれ異なっている。その中でも特徴的なのが、数年前にNASAが初めて観測したFELTと呼ばれるタイプのスーパーノヴァ。爆発からわずか数日でその姿をなくしてしまうというのだ。

宇宙望遠鏡科学研究所の天文学者であるArmin Rest氏とその同僚たちは、新たな調査によりFELTの極端な事例を観測することに成功した。地球から13億光年離れた場所にあるKSN 2015Kと呼ばれるその星は、スーパーノヴァの際、通常の10倍早いわずか2日で最も明るい状態となり、その7日後に明るさを最大値の半分まで下げるという。爆発開始から25日目には、すでにその姿がなくなっていたということだ。

観測されたデータによると、この星はスーパーノヴァを起こす1年前にガスと散りを噴出していたことがわかっており、これがまるで繭のように星を包み込んでいたという。爆発の際、このガスと散りがまるで電球のように眩しく光り、その後ものすごい速度で飛散していったというのだ。 

Rest氏は、今回の観測により、FELTのメカニズムを解明し、説明することが可能だと語っている。また、これらの観測がNASAの探査機であるケプラーによって行われたことから、その有用性を高く評価しているということだ。

Exotic type of supernova wrapped in a ‘cocoon’ burns fast and furiously (ZME Science)