Credit : Western Australia's Department of Environment and Conservation

古代巨大ザメの歯が盗難に遭う…オーストラリア

はるか昔、地球上に超巨大な肉食ザメが住んでいたのを知っているだろうか?いま地球上にいるサメも、小型のものから大型のものまで幅広いが、それでも一番大きいとされている肉食ザメはホホジロザメで、体長6メートルほどだという。

しかし約2,300万年前から約260万年前の地球には、メガロドンと呼ばれるサメが生息しており、その大きさはなんと最大で18メートルにもなったと考えられている。いま地球上に生きている魚類の中で最大と言われているのがジンベエザメで、その大きさが最大20メートルであることから、ほぼ同じサイズの人食いザメが海を泳いでいたということになるのだ。

そしてオーストラリアの西部にあるサンゴ礁、ニンガルー・リーフにおいて、そんなメガロドンの歯の化石が2本見つかっていた。ニンガルー・リーフは、世界遺産にも登録されている。この度、その内の1本が盗難にあっていることが発覚した。

盗難にあったのは、長さ8cmのメガロドンの歯の化石。広報担当者によると、2本のうちより状態が良いものが盗まれていたという。これらの化石は岩の一部となっており、その場所は一般の人には知られておらず、知っていたのは一部の地元の住民に限られるとのこと。化石を岩からはがす際にはハンマーやノミのようなものが使用されたと見られる。広報担当者は、化石自体の金銭的価値はそれほど高くないだろうとも語っている。

とはいえ、無理やり盗まれるなどあってはならないこと。特に今回盗難にあったのは状態の良かった化石ということで、研究的な損害は計り知れない。犯人が1日でも早く捕まり、盗まれた化石が最小限のダメージで返還されることを願いたい。

Tooth of ancient megashark stolen in Australia (BBC)

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