「猫は愛想がない!」なんて思っている人にこそ知ってもらいたい猫のルーツ

マンクスという猫をご存知だろうか? パッと見は普通の猫と変わらないが、根本から切られたような短い尻尾と、後ろ足が長いためピョンピョンと跳ねるように歩くのが特徴だ。ちなみに、マンクスという名前の由来は発祥の地・イギリスのマン島からと言われているが、歴史の古い猫だけにルーツもはっきりとは解明されていない。

事程左様に猫とは謎の多い生き物であるが、飼い主に従順な犬と比べて“マイペースでツンデレ”であることはよく知られている。こちらが撫でようと思った瞬間にスッと逃げ去ったかと思えば、恋愛や仕事など生活の中で本当に凹んでいるときには、それとなく側にいてくれたりする。そんな緩急あふれる愛情表現に、飼い主たちはいつの間にかメロメロになってしまうのだ。

猫のそんな距離感は、そもそもの生態に起因しているという。ペットとして同じく人気の犬だが、彼らはもともと群れで生活する狼を起源に持つ。群れ社会では調和が重視されるため、その感情表現も全身でわかりやすく行うというわけだ。一方、猫の起源は基本的に単独行動を好むと言われている虎。つまり、もともとDNAに組み込まれた生き方が自由なのである。

ただし、猫も犬も感情や記憶を司る脳の部位・大脳皮質が発達しているので、人間と同じように嬉しさや悲しさを感じている。そのため、飼い主が惜しみない愛情を注げば、猫もそれに応えてくれるはずだ。

よく「猫は愛想がないから苦手」という人がいるが、それが猫という種の個性なのだから仕方ない。単なる愛玩動物としてではなく、それぞれルーツを持った個性的な家族と考えれば、猫に対する印象も変わるだろう。

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