まさに食うか食われるか! 自然界の厳しい実態に迫る

自然界では時と共にすべてが成長し、変化を遂げていく。これは人間も例外ではなく、この世に誕生した直後から、成長や死から逃れることはできない。

『ライフ・サイクル』は、生き物が誕生から死を迎えるまでの過程を紹介する番組。今回は、彼らにとって最初のハードルとなる“誕生”に焦点を当てる。

新たな命の誕生には、外敵/捕食者(プレデター)の攻撃による死というリスクがついてまわる。中には生まれる前の段階、つまり卵の状態で命を奪われたり、仮に生を受けても幼虫から成虫になることが叶わないケースも珍しくない。

番組では、多くの動物が生きるアフリカの大地で誕生したシマウマの赤ちゃんを映し出す。1年の妊娠期間を経て生まれた赤ちゃんは生後わずか20分で歩けるようになるというが、これは群れの中で生きていくのに欠かせない能力だ。ちなみに野生のシマウマは最長で25年生きるものの、子どもの半数近くがライオンやハイエナ、チーターらの餌食になってしまうという。母親は常に全力で子どもを守るが、時には諦めて自分自身が生き延びる道を選ぶこともあるそうだ。

このほか、成長までに数回の変化を遂げる蝶や、卵周辺の温度によって性別が左右されるウミガメ、マイナス50度もの極寒をチームワークで乗り越える皇帝ペンギン、生まれてすぐに泣き声で母親との絆を作るカリフォルニアアシカ、育児嚢(いくじのう)と呼ばれる袋で子育てをするカンガルー、そして生まれたその日から働くことを要求されるアフリカナイズドミツバチ(別名:殺人バチ/キラー・ビー)の誕生や成長過程も紹介されている。

残酷かつリアルな映像の数々は時に感動的ですらあるが、ナレーターの「人間による土地開発が、他の生物にとっての最大の敵ではないか」という言葉にはハッとさせられるだろう。近年は保護活動も活発になっているが、森林伐採に廃棄物の垂れ流しなどにより、空気や水、土壌の破壊・汚染を引き起こし、動物たちの生息地を奪ってきたのは紛れもない事実。動物たちの生と死を通して、改めて人間と自然の共存に想いを馳せてみてはいかがだろう。 

『ライフ・サイクル』はアニマルプラネットにてご視聴頂けます。アニマルプラネットを未視聴の方は、こちらからご確認ください。

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