Credit : NASA Photo / Lauren Hughes

ミニチュアのパイパー・カブ、無人航空機技術テストで活躍

NASAが無人航空機の実験のためにミニチュアのパイパー・カブ飛行機を飛ばしている。実験は将来の無人機技術のためのもので、ミニチュア機を使うのはコスト削減のためだ。

カリフォルニア州にあるNASAのアームストロング飛行研究センターには「サブスケール研究所」がある。その名の通り、通常スケールよりも小さい、ミニチュアの飛行機でテストを行うための研究所だ。ここで1月18日に行われたのは、全米航空システムへの無人航空システム(UAS)の統合実験に使われる航空機のテストフライトとなる。

用いられたミニチュア飛行機は、プロペラ機であるパイパー PA-18 スーパーカブを60%のサイズに縮小したビル・ヘンペル 60% スーパーカブ、またの名を「マイクロカブ」。ミニチュアの飛行機が用いられるのは、実機を使うよりも経済的リスクも危険性も低いからだ。だがミニサイズとは言え翼長6.4mあり、UASとしては小・中型相当の大きさ。もともとはリモコン飛行機なのだが、ここでは軍用UASにも用いられるオートパイロットシステムが搭載されている。

今回は地上側の作業であるグラウンドハンドリングの確認、使用する機体の飛行特性の把握、統制システムの確認などが行われ、どれも上手くいったようだ。将来的にマイクロカブはプロペラをアップグレードし、自動衝突回避や移動式ロケット発射台の牽引のシミュレーションミッションなどを行う。また、ここで培われた全米航空システムへのUAS統合技術は次世代の大型無人機のために用いられることとなる。

NASA Armstrong Successfully Flies a New Subscale Aircraft(NASA)

The Successful Maiden Flight for NASA’s Newest Subscale Aircraft(YouTube)

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