父親は非介入! デカくてゴツいクロサイ式マンツーマン子育て

荒野を勇ましい姿で疾走するクロサイ。時速50キロメートルで地を駆け、大きな体に固い皮膚、特徴的なツノを持つ彼らは、人以外には天敵がいないと言われるほどの強者だ。それでも生まれたばかりのサイはコロコロとしてあどけなく、母親にくっついて歩く姿には思わず目を細めてしまう。

クロサイはアフリカ東部~中央部に分布するサイの一種で、大きな個体では体長約3メートル/体重は約1.8トンにもなるという。尻尾以外はほとんど体毛もなく、皮膚は分厚く硬い。もっとも特徴的なのはツノで、頭部には1本もしくは2本のツノが生えている。このツノは「ケラチン」という髪の毛や爪と同じ成分からなり、一生伸び続けるのだとか。戦いによって折れることもあるが、伸びすぎた場合には自分で木にこすりつけて形を整えることもあるそうだ。

一夫多妻制のクロサイは、およそ460日の妊娠期を経て出産。1度に生むのは基本的に1匹で、生まれたときの体重は30キロ程度。産後3日もすれば、もう母親の周りをついて歩くようになる。

そんなサイの子育ては父親が介在しない、母と子のマンツーマン形式。2歳くらいまでは母親と行動をともにしながら母乳で育つが、以後は母親が次の子どもの出産準備に入るため、自動的に独り立ちしていく。

メスは早くて5年、オスは7年で性成熟し、寿命は長ければ50年にもなるという。成体の勇壮な姿は圧巻だが、やんちゃに遊ぶ可愛い子サイを見る機会があったら、そのあどけない姿をしっかり目に焼き付けておこう。

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