Credit : NASA/JPL-Caltech/ASU/SSI

マーズ・オデッセイ、フォボスとダイモス火星の衛星を同時に撮影

火星の衛星、フォボスとダイモス。二つの衛星を同時に捉えた画像が、火星探査機2001マーズ・オデッセイから送られてきた。

NASAが公開するマーズ・オデッセイからの画像は19枚の写真からなるGIF画像となっており、そちらはNASAのサイトで確認できるようになっている。フォボスとダイモスは、火星の周りをお互い逆方向に移動しており、NASAのGIF画像からも衛星がそれぞれ逆方向に動いているように見えるが、実際にはこの動きは衛星のものではなく、マーズ・オデッセイのカメラの向きが変わっていったためそう見えるのだ。撮影時のマーズ・オデッセイとフォボスとの距離は5615km、ダイモスとの距離は1万9670km。2月15日に撮影されたこの一連の写真を撮るのに用いられたのは、マーズ・オデッセイ搭載の熱放射イメージングシステム「THEMIS」。画像で見えるのは可視光線だが、このほかにも熱放射写真も同時に撮影されている。

Credit: NASA/JPL-Caltech/ASU/SSI

火星探査機2001マーズ・オデッセイ(2001 Mars Odyssey)は、小説『2001年宇宙の旅』(2001 Space Odyssey)から命名され、その名の通り2001年に打ち上げられた。火星表層のデータを集める目的の火星探査機で、メインミッションは2004年には終了。しかしその後も順調に稼働しており、あれから17年経った今も現役で運用中なのだ。

なおフォボスとダイモスは、ギリシャ神話のアレスとアプロディーテの双子の息子であるポポスとデイモスから名付けられた。親であるアレスはローマ神話ではマルスに対応し、火星の象徴でもあり、アプロディーテは金星の女神とされる。しかし衛星の方はと言えば双子と言ってもフォボスは半径11km、ダイモスは6kmとだいぶ違った形をしている。

Mars Odyssey Observes Martian Moons(NASA)
Mars Odyssey (NASA)

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