Credit : Boston Dynamics

スパルタ式!明らかにされたスポットミニロボの訓練シーン

「キモい」と言われつつもネット上で話題を呼んでいる四足歩行ロボットのSpotMini(スポットミニ)。2月12日に公開された動画に続いて今度はかなり激辛な動画が公開され、またもや話題を呼んでいる。

スポットミニはマサチューセッツ工科大学からスピンオフして始まったロボットベンチャー、ボストンダイナミックス社の最新作。そのインパクト大の姿はあるSNSユーザーに「robodogsnakegiraffe(ロボイヌヘビキリン)」と形容されている。

キリンの首のように見えるのは5段階の自由度を持つアームで、物をつかんだりドアノブをひねったりすることができる。たとえば「ドアを開けて!」の号令を受けた場合、まずアームの先についているカメラが知覚センサーの役割を果たし、ドアノブを確認。続いて本体の別のカメラがドアの開閉状態を確認し、閉まっていればスポットミニくんはアームを巧みに使いこなしてドアを開ける。この一連の動作は人間の関与を一切必要としないそうだ。

動画ではもう一匹のスポットミニくんに「お先にどうぞ」している様子がなんともかわいらしいのだが…。

ほのぼのムードから一転して、こちらは2月20日に公開された受難のスポットミニくんの動画だ。

「構造安定性のテスト」のタイトルからお分かりのように、スポットミニくんがどれだけ邪魔されてもドアを開けるタスクを遂行できるかを試している。「このテストによりロボットが苛立ったり傷ついたりはしていない」と注意書きされてはいるものの、視聴者からは「…イジメ?」と思わずスポットミニくんに感情移入する反応が相次いでいる。

突如スポットミニくんの背後から表れて、どこまでも邪魔をしてくるホッケースティック男。じつは彼、これまでにもボストンダイナミックス社のロボットたちに邪魔(訓練)し続けているスパルタ社員だ。終始むっつり顔でイジメ役に徹しているところはなかなかのベテランぶりで、その手荒な指導はスポットミニくんのパーツが壊れるほど。

壊れてる! – Credit: Boston Dynamics

作って壊して直せ、とボストンダイナミックスのCEO、マーク・レイバート氏は社員に言うそうだ。完璧なものを最初から目指さないで、とにかくまずは試作品を作る。それが壊れたら、直すことでさらに改良する。「歩行するロボットの父」と呼ばれるだけあり、レイバート氏はこの20年の間試行錯誤を繰り返して走ったり、登ったり、飛び跳ねたり、でんぐり返しする数々のロボットを作りだしている。

それにしても動画の0:57あたりで「ふふん!さらば!!」と流し目に去っていくスポットミニくんの姿が子小気味よい。

SpotMini (Boston Dynamics)
‘Father of Walking Robots’ Presents 2014 Nyquist Lecture (Yale University)

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