オリンピック開催中の韓国、ロボットのスキー大会を開催

韓国で開催中の平昌オリンピック冬季競技大会。熱い競技を繰り広げる人間たちを尻目に、実はロボットたちによる競技も行われていた。それがロボットのスキーダウンヒル大会だ。

The Korea Heraldによれば、この競技は韓国の行政機関である産業通商資源部と、ロボット産業振興研究所(the Koea Institute for Robot Industry Advancement)が開催した大会。参加したのは韓国の大学やテクノロジー企業など8チーム。参加ロボットはヒューマノイド型で、足から肩まで最低50cm。センサー、バッテリーを搭載し、人による操作なしに自ら動かなくてはならない。そして、二本の足にはもちろんスキー板が装着され、70mのコースを滑降しなければいけない。滑り降りるだけではあるものの、バランスをとり左右に方向を変えるのはそう易しいことではない。

各種規定を満たしたロボットたちだが、姿かたちは多種多様。頭がドーム状になった漢陽大学校ののDianaや、白いスキー服に身を包んだ国民大学校のRok、国立大学KAISTのロボットTIBO人の顔のような可愛らしい頭部に帽子をかぶったもの、ステレオカメラを「目」として用いた韓国ロボット・コンバージェンス研究所(KIRO)のSKIRO、ゲーム『メックウォーリアー』を彷彿とさせる武骨なソウル科学技術大学校のRudolphなどなど。どれも背丈だけでなくガタイもだいぶちがうユニークなものばかり。大会当日はスキー服を着ているロボットも多く、全体は確認できないが、12月にはこの大会を前にしたお披露目イベントが行われており、Irobotnews.comではその時の各ロボットの写真が掲載されている。

大会では各ロボットが3回コースを滑り降り、コースをうまく滑れたかや、滑り降りるまでの時間などでスコアを算出。中にはコース外を隔てるセーフティーネットにクラッシュしたり、旗門にぶつかってしまうロボットもいた中、優勝したのは韓国のロボットアニメ「テコンV」と同じネーミングのMini Robot Co.社の「Taekwon V」だった。

なお「ロボットのオリンピック」とされるものは世界にいくつか存在するが、そのうちのひとつは毎年行われる若者向けのレゴ・マインドストームを用いた「World Robot Olympiad」で今年はタイで11月に開催される。日本でも2020年の東京オリンピックに合わせ「World Robot Summit」が開催される予定だ。

Robot skiers hit the slopes in an Olympics-style downhill competition(CNBC)
[Newsmaker] Korea to host world’s first robot ski tournament on sidelines of Olympic Winter Games(The Korea Herald)
Ski Robot Competition for the PyeongChang Winter Olympics Taking Shape(irobotnews.com)
World’s first robot ski tournament(YouTube)
WRO 2018 (WRO)
ロボット五輪改め「World Robot Summit」の開催形式と競技種目が決定、全7種目、開催場所は「愛知県」(ロボスタ)