Credit : Creative Commons

NASA、ISS民営化に向けた新予算案提出

米トランプ政権は2025年以降、国際宇宙ステーションISSに政府予算を割かない予定。これを受けてNASAはISSの民営化に向けた予算案を提出している。

来年度予算案を発表したNASAによれば、ISSへの政府からの直接の支援予算は2025年に打ち切りとなるとのこと。ではISSは金欠で地球に落ちてくるのかと言えば、そんなわけでもない。2025年以降ISSは民間の研究や商用利用のために使われるようになる、という方向性だ。今回の予算案にも民営化への移行のための取り組みを強化するためのものが含まれているとしている。

だからと言ってNASAの宇宙へのの取り組みがなくなるわけではない。トランプ政権の宇宙政策には「米国をもう一度月に」というものが含まれており、これは実現させる方向となっている。火星行きを目指すNASAとしても、月を経由することを計画しており、今回の予算案の中には、「月軌道プラットフォーム・ゲートウェイ」(Lunar Orbital Platform-Gateway)の基礎建設のための予算も含まれている。

予算が降りるまでには予算案が連邦議会に認められないといけないので、このNASAの予算案が通るかどうかはまだ不明だ。だがNASAとしてはISSの飛ぶ地球低軌道での研究はもう民間に任せて、その先のフロンティアを目指していく意気込みはあるようだ。

NASA Acting Administrator Statement on Fiscal Year 2019 Budget Proposal(NASA)
Trump’s 2019 NASA Budget Request Puts Moon Ahead of Space Station(Space.com)

RELATED POST