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パンケーキの日と世界最古のパンケーキにまつわるエトセトラ

2018年2月13日はパンケーキの日だそうだ。

パンケーキの「パン」はフライパンのこと。鍋ひとつで手軽に焼き上げられてオーブン要らず、発酵要らずのお手軽さは世界中で愛され続けてきた。パンケーキの歴史をたどっていくと、イギリスでは1430年に文献に初出しているほか、1445年以降からはオルニーという町で「パンケーキレース」なるものが毎年行われてきた。子どもや女性がフライパン片手にパンケーキをひっくり返しながら400メートル走を競うというものだ。

歴史を遡れば、古代ローマのレシピ集『アピシウス』にパンケーキに非常に近い食べ物が紹介されているほか、それ以前に繁栄した古代ギリシャにもパンケーキらしき「kreion」が登場する。基をたどれば新石器時代にヒトツブコムギが栽培されるようになってから、それらの穀物(ひょっとしてどんぐりも?)を石うすで挽いて、野鳥の卵、家畜の乳などと混ぜ合わせて焼いたものが人類初のパンケーキだったとされている。

そんな古代の質素なパンケーキに比べ、現代のパンケーキはバターをふんだんに使い、メープルシロップ、ホイップクリームや、粉砂糖をたっぷりとかけて見た目もカロリーもゴージャスに進化している。じつは本日「パンケーキの日」は、カトリック教徒にとってゴージャスな食事の食べ納めの日でもある。次の日から始まる「四旬節(Lent)」でキリストの苦しみを分かち合うため、伝統的に食事の節制が行われるからだ。

卵、牛乳、油などを消費しきるためにもこの火曜日にパンケーキをたくさん食べる伝統が生まれたという。キリストの復活祭(イースター)までの46日間、質素な食事を摂ることは、冬の終わりの食糧難を乗り切る手立てでもあったのだとか。

そんなわけで、春を待ちわびながらふわっふわなパンケーキはいかが?

History of Pancakes (FOOD HISTORY)

Pancake Day 2018: The origins of Shrove Tuesday and the essential recipes to celebrate with (The Telegraph)

Pancake Day (British Council)

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