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ロンドン警視庁の騎馬警官、現在も活躍しているその理由

スコットランドヤードことロンドン警視庁の騎馬警官は、現在でも市内のパトロールなどで重要な役割を果たしている。パトカーやバイクが普及してなお彼らを導入するのには、どういった理由があるのだろうか。

1760年、旅行者から略奪を行う無法者を取り締まるために始まった騎馬パトロールが騎馬警官の原型だ。今ではそんな追い剥ぎ対策ではなく、もっぱら都市中心部や公園のパトロール、スポーツ試合・コンサート・王室行事などの群衆整理などで活躍する。騎馬警官隊員になれるのは、警察官としてのキャリアを積むのと騎馬警官専用のトレーニングを受けなければらならない。馬に乗った警官なんて役に立たないのでは、と思うかもしれないが、大勢の人だかりができるそのような状況では、馬上から遠くを見渡せるというのは徒歩景観よりも有利なのだ。

また、逆に群衆からも目立つことで抑止力としても機能し、力を行使する事態が最低限に抑えられる。通常、人は警官を避けて通ると言われているが騎馬警官であれば道の反対側からも声をかけられる、とロンドン警視庁騎馬警官は語る。時代遅れなんて見方もあるだろうが、やはり馬と共に人々を守る騎馬隊は特別な力を持つようだ。

なお同騎馬警官隊は、昨年末からは行動中の音と映像が記録されるボディカメラが配備された。ドライブレコーダーとは違い、馬上の隊員に付けるものだ。騎馬警官は、伝統と最新装備と共に人々の平和と安全を守っている。

Behind the Badge – The Mounted Branch(YouTube)

Long reins of the law: Do we still need a Mounted Branch of the Metropolitan Police?(Independent)

The Met’s Year of Body Worn Video(Metropolitan Police)

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