Credit : NASA

宇宙ステーションでは水が球状に…不思議な表面張力の実験

重力がとても低い国際宇宙ステーションISSでは、液体の動きは地上とは違う。水はまるでシャボン玉のように球状の粒となり室内を漂う。

これは水滴は表面張力によりエネルギーの安定した球状になろうとするからだ。水は水分子と呼ばれる粒が集まったもの。分子同士は互いに引き合うことで、表面積をなるべく小さくしようとする。これが表面張力だ。そして表面積が一番小さい形が球状なので、液体は球状になるというわけだ。もちろん、地球上では表面張力よりも重力による沈降作用の方が強いので液体を球状で見ることは稀だが、撥水性の高い(界面張力の強い)素材の上に落ちた水滴や、表面張力の強い水銀などは少量であれば球に近い状態になるのも同じ作用によるものだ。

ISSに滞在している宇宙飛行士たちは普段とは違った状態の液体で様々な実験や研究を行っている。研究の成果は、宇宙旅行の際により効率的な燃料タンクや水回りのデザインの為に活用されたり、地上でも役立つ仕組みを生み出すことが期待されている。

Bursting with Excitement – A Look at Bubbles and Fluids in Space(NASA)

4K Video of Colorful Liquid in Space(YouTube)

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