宇宙の終わり

宇宙は、いつ、どのように終わるのか?科学者たちは長年この問題に取り組んできたが、新たな発見があるたびに、終焉のシナリオも変わっていく。

宇宙の終わりの鍵を握るのは、宇宙で格闘する2つの巨大な力。収縮しようとする力と、膨張しようとする力の壮絶な綱引きだ。収縮しようとする力とは、すべての物体に働く重力。1970年代に、目に見えない謎の物質、ダークマターの存在が発見され、宇宙の綱引きは重力の勝利に終わるかに見えた。重力がまされば、宇宙は膨張から収縮へと転じ、「ビッグクランチ」に至る。

ところが、1990年代になると、宇宙の膨張を加速させる謎のエネルギーが存在することが分かってくる。存在することは確かだが、正体はまったく不明のそのエネルギーは、ダークエネルギーと呼ばれることになる。ダークエネルギーの量が多すぎれば、宇宙の終わりは全てが引き裂かれる「ビッグリップ」となり、適度な量なら、限りなく冷えていく「ビッグフリーズ」に至る。宇宙の終わりを予測するには、ダークエネルギーの正体を明らかにするしかないのだ。

それとは別に、宇宙が明日にも消滅するかもしれないという衝撃のシナリオも出てきた。私たちの宇宙はどのシナリオで終わるのだろうか。

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