SpaceX社のロケット打ち上げテストが成功、テスラ車とスターマン人形は火星へ

現地時間の2月6日、ケネディ宇宙センターから打ち上げられたSpaceX社の大型ロケット「Falcon Heavy」のテスト飛行が成功した。ブースターは無事地上へ帰還し、搭載されていたテスラ・ロードスターとスターマン人形は火星へと旅立って行った……。

今回の発射は商用飛行ではなく、あくまでもFalcon Heavyロケットのテスト飛行だ。そのため実際の積み荷のシミュレーションとして、失敗しても問題にならないようなものが搭載された。それが、イーロン・マスクが同じくCEOを務めるテスラが発売しているロードスター。実はこれはマスク所有のチェリーレッドカラー仕様で、その運転席にはスターマンと呼ばれる人形が乗っている。スターマンはただの人形ではあるが、SpaceXの宇宙船ドラゴンの乗組員が着用予定のものと同じ宇宙服を着用している。

それ以外の今回の積み荷は、ミニカー玩具のロードスターとミニスターマン、アイザック・アシモフの小説『ファウンデーション』三部作が納められたアークと呼ばれる光学式記録媒体、SpaceX社の6000人以上の社員の名前が刻まれた銘板が搭載されている。

生中継を記録した動画では、フェアリング部分を分離するとロードスターとスターマンが露わになり、同時にデイビッド・ボウイの『火星の生活』が流れるというイカした演出がなされている(なお『スターマン』という曲もボウイの有名な曲だ)。ロードスターとスターマンは今後、楕円形の軌道を描き太陽を周回する。これは地球の軌道にも火星の軌道にも交わるようなコースとなっている。

いつの日か、人類が火星で生活出来るようになった日に、人々に忘れ去られた赤いロードスターに乗ったスターマンが空から降りてきて、我々の子孫たちを驚かせてくれるかもしれない。

Live Views of Starman(YouTube)

Falcon Heavy Test Flight(YouTube)