Credit : Extreme Ironing official Facebook page

命をかけてアイロンをかける!奇抜な場所で行う狂気のエクストリームアイロニング

世の中には本気か冗談かわからないスポーツが存在する。たとえば、エクストリームアイロニング。極限状態の場所でアイロン台を広げてひたすらシャツのシワをのばすこと以外、これといったルールもない自由度の高さが魅力だろうか。主にイギリス、ドイツ、オーストラリア、日本などで数百人の「アイロニスト」たちが活動している。

想像力のおもむくままに、山のてっぺんで、海の底で、銅像の上で、滝に打たれながら、マラソンを走りながら、スカイダイビングしながら…、屈強のアイロニストたちは今日もアイロン台に向かい、黙々とシワをのばす。

エクストリームアイロニングは1997年にイギリスで始まった。創始者のフィル・ショーさんがある日室内での家事に飽き飽きして、ふと庭でアイロンをかけることを思いついたそうだ。アイロンがけをこなす合間に吹き抜けていく風があまりにも心地よくて、すぐさま虜になったんだとか。

もともとロッククライマーだったショーさんはどんどん奇抜な場所でアイロニングをこなすようになり、木の上や切り立つ岩場などで数々のパフォーマンス性の高いアイロンがけを披露。

そのうち奥さんも巻き込んでトレイルランや沢登りの特訓にはげむうちに世界中の評判になり、2002年にはドイツでエクストリームアイロニング世界大会も行われた。イギリスのボート選手で金メダリスト、スティーヴ・レッドグレーヴ氏をして「エクストリームアイロニングをオリンピック競技に」と言わしめたそうだが、その真意は定かではない。

私も始めてみたい!と興奮を覚えた読者は、慣れるまではまず自宅の庭など安全な場所で練習したほうがよさそうだ。もっと高い山へ、もっと深い洞窟へと極限状態を求めてアイロン台を抱えながら冒険を重ねるうちに、アドレナリンがほとばしる快感を味わうようになる。同時に、興奮しながらも平然とアイロンがけに向き合うのが最高のスリルだそうだが、肝心の白いシャツの乾き具合がやけに気になる。

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