Credit : NASA

人類を火星に送る、NASAのスペース・ローンチ・システム

NASAのスペース・ローンチ・システム、略してSLS。これは、地球周回軌道のその先、人類未到の深宇宙に人を送り込むことを目的に設計された、史上最もパワフルなロケットだ。

SLSは、将来的にはNASAの宇宙船オリオンと共に火星に人類を送り込んだり、それよりも先、土星や木星への旅も視野に入れて設計されている。SLSブロック1と呼ばれる初号機には2機の固体燃料補助ロケット、4つのRS-25液体燃料ロケットエンジンを搭載し、77トンの積み荷を宇宙へと打ち上げることができる。これを用いた最初のミッションとなるのは来年予定されている「Exploration Mission 1」。これは月をフライバイしてから、未だ行ったことないほど地球から遠くへ向かい、深宇宙環境でシステムをテスト、そこから再度地球まで帰還するという全28日間のミッションだ。地球から最大約34万から43万km離れた場所まで向かう。だがこれは無人ミッションで、人が登場して飛ぶのは早ければ2021年に予定されている「Exploration Mission 2」でとなる。

こちらで使用されるSLSはベース部分は同じだが、ロケットの全長が伸びたブロック1B。ロケット2段目のEUSという部分により強力なエンジンを搭載し、EUSとオリオンとを繋ぐユニバーサル・ストレージ・アダプターにも積み荷なども搭載でき最大搭載量は115トンまでの増えている。

2030年代に人類の火星到達を目指すNASAの「ジャーニー・トゥー・マーズ」(Journey to Mars)計画に、そしてその先に人類を待つ最後のフロンティア開拓に重要な役割を果たすSLS。2030年代はまだしばらく先だが、先日もSLSに搭載するロケット発射実験が行われており、準備は着々と進んで居る。

Space Launch System(NASA)

Journey to Mars(NASA)

NASA | Exploration Mission-1 – Pushing Farther Into Deep Space(YouTube)

Exploration Mission 2 (ESA)

Major Review Completed for NASA’s New SLS Exploration Upper Stage(NASA)

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