時速40キロ、年間3000人を咬み殺す……恐るべきカバの本性

水の中からのっそりと顔を出し、ボケーッと佇むカバたち。なんとも心和む光景だが、カバはその見た目に反してかなりハイスペックかつ、とても恐ろしい動物なのだ。

カバの大きさは約3~5メートルで、大きなオスになると重さは1.8トンほどもある。皮膚の厚さは約6センチと分厚く、さらにその下には脂肪の層があるため、あの百獣の王ライオンでさえも狩りではかぶりつくのがせいぜいで、噛み切るのは至難の業だという。

基本的には水の中にいるイメージのカバだが、地上での動きもあなどってはいけない。彼らは時速40キロで走ることができるそうで、これは陸上五輪金メダリストのウサイン・ボルトが持つ100メートルのタイムよりも早いというから、地上でロックオンされてしまったら完全に“詰み”だろう。

さらに動物園と野生のカバの大きなギャップは、その凶暴性だ。縄張り意識が強いカバは近づいてくるものに一切の容赦をせず、アフリカでは年間3000人ほどの死者が出ているというから恐ろしい。たしかに、あの巨体から繰り出すタックルは自動車事故レベルだし、最大150度まで開く大きな口と太いキバで噛まれたら、人間などひとたまりもないだろう。

かつてはカバをペットとして飼っていた男性がバラバラ死体になって発見された……なんて凄惨な事件も起きている。動物園で見るぶんにはかわいいが、もし野生のカバを見かけたら全力で逃げたほうがよさそうだ。