宇宙飛行士にも地上の人にも効果的な運動、それはジャンプ

運動は体に良いと言うが、欧州宇宙機関ESAによればジャンプすることは骨、筋肉、心臓を強くする万能薬だそうだ。

地上に生きる人にとっても運動は重要だが、自分の体重という負荷がない無重力状態で健康状態を保つための運動は、宇宙飛行士にとって重要な要素だ。

ESAがスポンサーした二つの試験では、23人の男性ボランティアが60日間動かずベッドで生活した。これは参加者を体を動かさない状態に置くことで、宇宙飛行士が宇宙に行った状態を再現するものだ。そのうち約半数のボランティアには、寝た状態のまま、ジャンプの動きをまねてもらった。水平方向へのジャンプではあるものの、肩部分には足方向に引っ張る仕組みが取り付けられ、重力を再現。参加者はこの「水平ジャンプ」を一日に3分間、週5回行った。

結果、ジャンプを行わないグループはカルシウム摂取量を倍にしたり振動トレーニングなどを行っても骨質量を保つことは難しかった。しかし、ジャンプをしたグループは、とても短い時間だが付加の高い運動をすることで、骨質量、最大筋力、最大酸素摂取量を保つことができた。

このジャンプエクササイズは地上で何の装置も必要とせず簡単に行うことができる。トップ画像は、ESAの宇宙飛行士達が地球上でジャンプしているところ。研究者達は今後、骨粗鬆症のリスクのある人に対するリスク軽減に繋がるかどうかなどを調べるため、高齢者を対象にこの運動を行わせることを予定している。

JUMPING AROUND FOR GOOD HEALTH(ESA)