Credit : © 2017 SPACE EXPLORATION TECHNOLOGIES CORP

ボーイングとSpaceX、年内に宇宙有人飛行試験

商用有人宇宙飛行の未来が近づいている。NASAによればボーイングとSpaceXは共に年内に有人のテスト飛行を行う予定だ。

しかし有人テスト飛行の前には、もちろん無人の飛行テストを成功させなければならない。その後に有人テストを行い成功することでようやく、NASAから乗組員交代ミッションの承認を得ることとなる。現在の予定では両社ともに無人飛行を2018年8月に行い、有人飛行はボーイングのクルーフライトテストが11月に、SpaceXのデモンストレーションミッション2が12月に予定されている。

2014年にはNASAは両社を商用人員輸送プログラムに選び、ボーイングとは42億ドル、SpaceXとは26億ドルの契約を結んでいる。NASAとしてはロシアのソユーズ宇宙船に頼るしかないのが現状であり、宇宙飛行士一人を打ち上げるのに8000万ドル支払う必要がある。CBSの報道によれば、NASAは2019年末には自国での打ち上げを可能にしたいようだ。

1916年設立のボーイングはすでに航空宇宙産業で知られた存在だが、SpaceXは2002年にイーロン・マスクによって設立されたまだまだ新しい会社だ。それでも2012年には民間の宇宙船として初めてISSへのドッキング成功している。SpaceXが今年予定している一連のデモンストレーションミッションテストには、同社の改良型のファルコン9ロケットに宇宙船ドラゴンが搭載される予定だ。

ISSへの人員輸送よりもすでに先を見据えているSpaceXは、去る1月24日には現在世界一パワフルなロケットとも言われる「Falcon Heavy」の静止エンジンテストを行い成功している。SpaceXのイーロン・マスクは1週間後くらいには発射テストも行うとツイートしている。こちらはより先の未来を見据え、火星行きも想定して作られたロケットだ。

まずは年内の無人飛行、有人飛行が上手くいくのが先だが、月はもちろん、火星やより遠い星々に人類が旅立つ未来ももうそこまで来ているのかもしれない。

米国発の宇宙飛行前進 スペースXとボーイングが年内に有人飛行(SankeiBiz)

NASA’s Commercial Crew Program Target Test Flight Dates(NASA)

Elon Musk(Twitter)

SpaceX Falcon Heavy Will Launch ‘In A Week Or So’ After Successful Static-Fire Test(Forbes)

Falcon Heavy Demo | Static Fire(YouTube)

SpaceX, Boeing face questions on flight safety(CBS)

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