Credit : DLR via ESA

アニメのようなAI搭載人型ロボット、宇宙での活躍に期待

将来の宇宙ミッションでAI搭載の人型ロボットが大きな活躍をすると考え、ESAは様々な実験を行っているようだ。

昨年にはドイツ航空宇宙センターDLRの人型ロボット「Rollin’ Justin」(愛称はジャスティンだ)を用いた実験を行っていた。実験では、離れた星野衛星軌道上にいる宇宙飛行士がロボットに指示をする状況が再現された。実際にはISSからESAの宇宙飛行士パオロ・ネスポリが、地球上のジャスティンに指示を出し、ソーラーパネルに診断ツールを差し込み、エラーログをアップロードし故障箇所を見つけ出すという作業だった。

そう聞くと「ふうん、さして大それた事でも無さそう」なんて思ってしまうかもしれないが、これは宇宙飛行士が遠くの星に実際に着陸して探索を始める前に、基地の設置に際し複雑なタスクや危険なタスクをロボットに任せる状況を想定した重要なものなのだ。

実際に人が送り込まれて基地設営に手こずったり、それに際して危険に身をさらすより、身に危険が及ばない状況で安全性を確保する事ができるなら、それが一番だ。そこで活躍するのが自律性を持ったロボットなのだ。例えばこの実験で用いられたジャスティンは2008年に登場し、下半身には車輪がついており、これを使って移動するが、上半身は人のように頭と二本の腕、胴体からなる。頭には複数のカメラが備えられ、立体的に環境を認識。手には4本の指が備えられ、人間のように道具を掴み使用することが可能だ。

ESAの今年のミッションでは、春に「Horizons」ミッションでISSに赴く宇宙飛行士アレクサンダー・ゲルストが、AIロボットの乗組員アシスタントのテストを行うことが計画されている。

JUSTIN AND PAOLO(ESA)

Rollin’ Justin(DLR)

Rollin’ Justin: Window Cleaning / Fensterreinigung(YouTube)

ELEMENTARY, MY DEAR MACHINE INTELLIGENCE (ESA)

NEW HORIZONS(ESA)

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