Credit : MTA New York City Transit / Marc A.Hermann. cropped, CC BY 2.0

アメリカで活躍する川崎重工の電車たち

バイクから船舶、鉄道車両まで製造する日本の川崎重工業は、先日、アメリカで新型地下鉄電車の発注を受けたことを発表した。同社はこれまで、アメリカ国内の様々な交通機関の車両を担当している。

この度ニューヨーク市交通局から発注を受けたのは、新型地下鉄電車R211を535両、納入は2020年から2023年を予定している。契約には最大1077両のオプションがついており、オプションが全て行使されれば受注総額が約37億ドル、約4035億円となり、川崎重工の鉄道車両受注案件としては過去最大規模となる。トップ画像がそのR211型だ。

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ニューヨーク市交通局との関係は長く、古くは1982年に地下鉄電車R62(上画像)からあり、他にもR142A、R143、R160など数々の車両を製造、すでに同交通局向けには2200両以上納入している。

Credit: Dannel Malloy, cropped, CC BY 2.0

それ以外にもニューヨークとコネチカットの両州を結ぶメトロノース鉄道向け通勤電車M-8(上画像)の製造や、2013年にはニューヨーク市交通局傘下のロングアイランド鉄道・メトロノース鉄道向け通勤電車M-9を92両(オプション最大584両)受注している。

Credit: Ben Schumin, cropped, CC BY-SA 2.0

ワシントン首都圏交通局向けにも1991年より使用されてきた地下鉄電車4000系を置き換える地下鉄電車7000系(上画像)を製造。メリーランドのMTA、ボストンMBTA、ノーザンヴァージニアNVTC/VRE向けなどに2階建ての客車の製造も行っている。

高い技術力、契約履行能力、そしてアフターサービスも含めアメリカで高く評価されている川崎重工は、2013年の時点ですでにアメリカ内での主要交通局からの受注実績が累計4000両となった。アメリカの外でも中国、台湾、マレーシアなどへも車両を輸出し、様々な国の公共交通の役に立っている。

ニューヨークの地下鉄車両 最大で1600両余受注 川崎重工(NHK)

ニューヨーク市交通局向け新型地下鉄電車「R211」の受注内定(KHI)

Metropolitan Transportation Authority of the State of New York – MTA Photo Credit: MTA New York City Transit / Marc A.Hermann. CC BY 2.0 (Wikimedia Commons)

Dannel Malloy – M-8 car on the New Haven Line, CC BY 2.0 (Wikimedia Commons)

Ben Schumin – Flickr: Metro 7000-Series railcar debut, CC BY-SA 2.0,(Wikimedia Commons) 

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