Credit : NASA

1月31日に見られる「スーパー・ブルー・ブラッド・ムーン」ってなにもの?

1月31日は「スーパー・ブルー・ブラッド・ムーン」、早口で何度も言うと舌を噛みそうなこれは、複数の希な月観測状態が重なった特別な機会だ。一体どんな月が見れるのだろうか。

この「スーパー・ブルー・ブラッド・ムーン」を分解して見ていこう。まずは「スーパー・ムーン」、これは月の位置が地球に最も近い「近地点」にあるというもの。この時の地球と月の距離は約36万kmで、逆に距離が遠くなる「遠地点」では月と地球の距離は約40万kmとなる。近地点にある月は地球に近いため、普段より14%明るくみえる(実際にはこの値はNASAの表記でもまちまちで、NASAのドキュメンタリー「ScienceCasts: A Supermoon Trilogy」では「14%大きく、30%明るくみえる」とされている)。

「ブルー・ムーン」はその名に反して、別に青いわけではないが、「その月の二番目の満月」は青いというSky and Telescope誌に書かれた間違いが、ボードゲーム「Trivial Pursuit」などで拡散され、人々の間に知れ渡っているためこう呼ばれている(NASAはこれを「現代のおとぎ話」としている)。

「ブラッド・ムーン」の方はその名の通り赤みを帯びて見える月のことで、地球の影に月が入る月食の際に見ることができる。これは月に当たる太陽光の一部が地球の大気を通しているから。太陽からの光が全ての色を含むのに対し、地球の大気中では青い色が拡散してしまい、赤い光のみが月に届く(D-Newsの「血は赤いのに、なぜ血管は青く見えるのか」も参照のこと)。それが月で反射されるために月食時に月が赤く見えるのだ。

(Science@NASAのドキュメンタリー「ScienceCasts: A Supermoon Trilogy」)月食は米国東部標準時(EST)で1月31日の午前5時51分、日本時間では同日午後19時51分から始まる。それ以降、月は地球の影の外縁に入り始めるのだが、NASA HQのプログラムエグゼキュティブGordon Johnstonによればこの時点では特に変化は見られず、月が赤みを帯び始めるのはESTで午前6時48分(日本時間20時48分)だとのこと。またとないチャンスをお見逃しなく。

‘Super Blue Blood Moon’ Coming Jan. 31(NASA)

Blue Moon(NASA)

ScienceCasts: A Supermoon Trilogy(YouTube)

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