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戦車や装甲車はスポーツ!ロシアのモータースポーツ事情

観光客が戦車に乗って、主砲をぶちかますこともできる。そう、ロシアならね。先日、装甲車で店に突っ込んで酒を盗むという事件が起きたロシア。それを報じる記事の「犯人の男は近くの私営モータースポーツ施設から装甲車を盗み…」という一文に「んん??」と思われた方も少なくないかもしれない。そう、ロシアではモータースポーツとして戦車を使った「戦車バイアスロン」があるのだ。そういった事情から装甲車がモータースポーツ施設にあるのもうなずける。さらには観光客向けに装甲車や戦車に乗れて、さらには主砲をぶちかますこともできるツアーもあるという。ロシア旅行のコーディネートなども扱うRussia Eguideが紹介している、モスクワの「戦車ドライビングとシューティング」ツアーの内容を見てみよう。これは一年を通して行われているツアーで、参加費は一人あたり9000ルーブル(約1万8000円)から。市街地から1時間ほど離れた軍事場に赴き、ミリタリージャケットにヘルメットを着用して安全面や注意などのブリーフィングを受ける。その後はT-62、T-55、T-34-85などの戦車から、歩兵用戦闘車両BMP-1、装甲偵察哨戒車BRDM、装甲兵員輸送車BTR-80が用意されており、これらに乗って丘や塹壕のある森を走ることができる。「シューティング」とツアー名にも入っているが銃を撃つのには別途料金がかかる。それでも戦車やBMP-1の主砲やを撃てるというのはミリタリーファンには魅力なのだろう。なお主砲は一発撃つと1万ルーブル(約2万円)。その他のシューティングオプションとしては、マシンガンやライフル、ピストルなど「小口径の銃」を撃てるものと、「大口径の銃」としてグレネード・ランチャーが撃てるオプションがある。戦車ドライビングの後にはおなじみAK-47を分解して組み立てるクラスもある。他にも安全な距離から「戦車が車を潰す」様子を眺めたりするなどもできるようだ。なお、ツアーの参加最低年齢は4歳、参加者の体重は150kgまでとしている。同様のツアーはモスクワだけでなくサンクトペテルブルクでも開催されている。そちらはT-55、装甲偵察哨戒車BRDM-2、装甲兵員輸送車BTR、汎用軽装甲牽引車MTLB(先日の装甲車酒強盗事件に用いられたのもこれだ)などに乗れるほか、AK-47の実銃に空砲を入れて撃ったりもできる。こちらは主砲を撃つことはできないものの、追加料金を払うことで自分で運転することも可能だ。ロシア。お金を払えば戦車を運転することも、主砲を撃つこともできる、なんともワイルドな国だ。

Tank driving and shooting(RussiaEguide)

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